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学習法(更新: 2026/10/29)

特定技能2号 建設の評価試験テキスト一覧と読み方【2026】

特定技能2号(建設)の評価試験の範囲は、JACが公開する職長テキスト・学科テキスト1〜4・実技テキスト5〜7です。区分ごとに開くPDF、1号との違い、11言語の翻訳、テキスト別の正答率データと読む順番をまとめました。

3行まとめ

  • 2号の範囲は職長テキスト・学科テキスト1〜4・実技テキスト5〜7
  • 1〜7は1号と同じ。2号で新しく読むのは職長テキストだけ
  • JACの試験ページで、日本語版と11言語の翻訳を読める

「建設分野特定技能2号評価試験のテキストは、どれを読めばいいの?」。答えは、JAC(建設技能人材機構)が試験ページで公開している職長テキスト・学科テキスト1〜4・実技テキスト5〜7です。この記事は2026年10月時点の情報で、区分ごとに開くPDF、1号のテキストとの違い、翻訳、どのテキストから読むかをまとめます。

(2026年10月18日更新:テキストの一覧、1号との違い、11言語の翻訳、テキスト別の正答率データ、よくある質問を追加し、「日本語のみ」などの誤った説明を直しました)

特定技能2号 建設の評価試験テキストは、何がある?

特定技能2号(建設)の評価試験テキストは、職長テキスト1冊、学科テキスト1〜4、実技テキスト5〜7です。学科試験は職長テキストと学科テキスト1〜4、実技試験は実技テキスト5〜7が範囲です。

テキスト区分試験日本語版のPDF
職長テキスト(建設分野特定技能2号評価試験用テキスト)3区分で共通学科leader.pdf
学科テキスト1区分ごとに別学科土木・建築・ライフライン・設備
学科テキスト2〜43区分で共通学科テキスト2・テキスト3・テキスト4
実技テキスト5〜7区分ごとに別実技JAC 試験情報の区分の欄

出典:JAC 試験情報(2026年10月18日に確認)

1つの区分で読むテキストは、職長テキスト・学科テキスト1・学科テキスト2〜4・実技テキスト5〜7の8つのPDFです。区分ごとに違うのは、学科テキスト1と実技テキスト5〜7の4つです。

学科試験は40問・60分、実技試験は25問・40分の4択で、合格基準はどちらも75%以上です。試験の形と合格率は、特定技能2号 建設の試験対策ガイド(試験の全体像と3区分)にまとめています。

1号のテキストと、何が違う?

学科テキスト1〜4と実技テキスト5〜7は、1号の試験範囲と同じテキストです。 JACの試験ページに、そう書かれています。2号の試験のために新しく読むテキストは、職長テキストだけです。

1号の試験2号の試験
学科テキスト1〜4範囲範囲(1号と同じテキスト)
実技テキスト5〜7範囲範囲(1号と同じテキスト)
職長テキスト範囲ではない学科の範囲

出典:JAC 試験情報

1号の勉強で同じテキストを使った人は、2号の勉強を職長テキストから始めます。そのあと、1号のときに使った学科テキスト・実技テキストを読み直します。

職長テキストは、次の5つの章でできています。

章章の名前解説記事
第1章職長の職務職長の役割と報連相(予想問題つき)
第2章現場管理における職長の役割工程管理とネットワーク式工程表の読み方・原価管理と品質管理
第3章安全衛生活動における職長の役割安全衛生(リスクアセスメントとヒューマンエラー)
第4章職長としての図面のとらえ方—
第5章職長としての建設業の理解施工体制と建設業法

出典:建設分野特定技能2号評価試験用テキスト(職長テキスト・PDF)

実技テキストは、区分ごとに5・6・7の3つのPDFに分かれています。ライフライン・設備の実技テキスト5〜7は、ライフライン・設備の実技(実技テキスト5〜7の要点と予想問題)で章ごとにまとめています。

日本語が難しいとき、翻訳のテキストはある?

あります。JACは、職長テキスト・学科テキスト・実技テキスト・サンプル問題を11の言語に訳し、参考資料として公開しています。ただし、試験は日本語で行われます。

翻訳がある言語(JAC 試験情報の掲載順)
英語・インドネシア語・ベトナム語・ウズベク語・クメール語・ネパール語
ベンガル語・モンゴル語・タイ語・中国語(簡体字)・ミャンマー語

出典:JAC 試験情報。JACは「試験は日本語で行われますが、学習に役立ててもらうため、各国語への翻訳版を用意しました。参考資料としてご活用ください」と書いています

翻訳版は、意味を確かめるために使います。本番の問題文は日本語なので、覚えるのは日本語版の用語です。たとえば翻訳版で意味をつかんだら、日本語版の同じページに戻り、【 】や太字の用語を日本語で書き出します。

日本語が苦手な社員に、本番の問題文の言い回し(「正しくないもの」を選ぶ問題など)まで練習させる手順は、試験の日本語と、苦手な社員に会社がやることにまとめています。(2026年10月30日更新:試験の日本語の対策記事への案内を追加)

どのテキストから読む?UKARUの学習データで見る

UKARUの学習データでは、土木の学科と、ライフライン・設備の実技の初回正答率が、合格ラインの75%を5ポイント以上下回っています。読む時間は、正答率が75%に届いていないテキストに多く割きます。

UKARUの問題の範囲対応するテキスト初回正答率
共通の学科職長テキスト・学科テキスト2〜473.8%(出典: UKARU 学習データ)
土木の学科学科テキスト1(土木)69.7%(出典: UKARU 学習データ)
建築の学科学科テキスト1(建築)74.4%(出典: UKARU 学習データ)
ライフライン・設備の学科学科テキスト1(ライフライン・設備)77.4%(出典: UKARU 学習データ)
土木の実技実技テキスト5〜7(土木)86.6%(出典: UKARU 学習データ)
建築の実技実技テキスト5〜7(建築)75.8%(出典: UKARU 学習データ)
ライフライン・設備の実技実技テキスト5〜7(ライフライン・設備)62.1%(出典: UKARU 学習データ)

出典:UKARU 学習データ(共通の学科は2026年10月12日、ほかは2026年10月5日集計)。デモ・テスト・管理者のアカウントを除く利用者が、各問題を初めて解いた回答だけを数えた正答率です。利用者が20人未満の数字と、1つの会社の利用者が半分を超える数字は出していません。

この数字は、本番の合格率ではありません。UKARUのオリジナル予想問題を初めて解いたときの正答率です。区分ごとの利用者は24人〜139人と多くないため、目安として見てください。

区分ごとに、先に厚く読むテキストは次のとおりです。

区分先に厚く読むテキスト理由(UKARUの初回正答率)
土木職長テキスト・学科テキスト1(土木)土木の学科が69.7%で、3区分の学科で一番低い
建築職長テキスト・学科テキスト1(建築)学科74.4%・実技75.8%で、どちらも75%の前後
ライフライン・設備実技テキスト5〜7(ライフライン・設備)実技が62.1%で、3区分の学科・実技で一番低い

共通の学科は、3区分のどの人も受けます。共通の学科の初回正答率は73.8%で、75%に少し届いていません。職長テキストは、どの区分の人も最初に1回通して読みます。

区分ごとのテキストの範囲は、土木区分の試験内容・建築区分の試験内容・ライフライン・設備区分の試験内容にあります。

効率的な読み方: 3回読みメソッド

1回目: 全体を流し読み(2〜3時間)

最初(さいしょ)は細(こま)かいことは気(き)にせず、テキスト全体(ぜんたい)を流(なが)し読(よ)みします。

目的(もくてき): テキスト全体(ぜんたい)の構成(こうせい)と、どんなテーマが含(ふく)まれているかを把握(はあく)する

やり方(かた):

  • 見出(みだ)し(章(しょう)・節(せつ)・項(こう))を中心(ちゅうしん)に読(よ)む
  • 図表(ずひょう)・イラストに目(め)を通(とお)す
  • わからない用語(ようご)があっても止(と)まらない
  • 「知(し)ってる / 知(し)らない」を頭(あたま)の中(なか)で分類(ぶんるい)する

2回目: 重点読み(3〜4時間)

2回目(かいめ)は**1回目(かいめ)で「知(し)らない」と思(おも)った箇所(かしょ)**を重点的(じゅうてんてき)に読(よ)みます。

やり方(かた):

  • 知(し)らなかったテーマをじっくり読(よ)む
  • 数値(すうち)(安全基準(あんぜんきじゅん)、法定数値(ほうていすうち)等(とう))に蛍光(けいこう)ペンを引(ひ)く
  • 手順(てじゅん)の流(なが)れを矢印(やじるし)でメモする
  • 読(よ)み終(お)わったら同(おな)じテーマの予想問題(よそうもんだい)を解(と)く

3回目: 問題解きながら参照読み(継続)

3回目(かいめ)以降(いこう)は、テキストを最初(さいしょ)から読(よ)むのではなく、問題(もんだい)を解(と)いて間違(まちが)えた箇所(かしょ)をテキストで確認(かくにん)する方法(ほうほう)に切(き)り替(か)えます。

やり方(かた):

  • 4択(たく)の予想問題(よそうもんだい)を解(と)く
  • 間違(まちが)えた問題(もんだい)の解説(かいせつ)を読(よ)む
  • テキストの該当(がいとう)ページを開(ひら)いて、周辺(しゅうへん)知識(ちしき)も確認(かくにん)する
  • テキストに付箋(ふせん)を貼(は)って、弱点(じゃくてん)ページをすぐ開(ひら)けるようにする

テキストだけでは足りない3つのこと

1. 問題演習

テキストは**知識(ちしき)のインプットです。試験(しけん)に受(う)かるにはアウトプット(問題(もんだい)を解(と)く練習(れんしゅう))**が必要(ひつよう)です。

テキストを読(よ)むだけでは:

  • 出題形式(しゅつだいけいしき)(4択(たく))に慣(な)れない
  • 時間配分(じかんはいぶん)の感覚(かんかく)がつかめない
  • 弱点(じゃくてん)が見(み)えない

対策(たいさく): 4択(たく)の予想問題(よそうもんだい)で、テキストで学(まな)んだ知識(ちしき)をアウトプットする。区分の予想問題は試験対策ページ(土木・建築・ライフライン・設備)で解けます。

2. 日本語の用語

翻訳版のテキストで意味は分かっても、本番の問題は日本語で出ます。日本語版の用語と、その意味を結びつける練習が別に必要です。

対策: 翻訳版で意味を確かめたら、日本語版の用語を日本語で覚え直す。UKARUでは、ベトナム語とインドネシア語で問題と解説を読めるので、母語で意味を確かめながら日本語の問題文に慣れられます。

3. 最新情報の確認

テキストの差し替えや試験のルールの変更は、JACの試験ページで案内されます。JACの試験ページには、2026年10月18日時点で、テキストの改訂日の記載はありません。

対策: 受験の前にJAC 試験情報を開き、テキストのPDFを開き直す。毎月の合格率は特定技能2号 建設の合格率(3区分のデータ)で確かめる。

テキストと問題演習は、どう組み合わせる?

テキストを読む段階に合わせて、解く問題を初級から模試へ上げていきます。テキストの3回読みと、問題演習の組み合わせは次のとおりです。

ステップテキスト問題演習
1流(なが)し読(よ)み—
2重点読(じゅうてんよ)み初級(しょきゅう)問題(もんだい)を解(と)く
3参照読(さんしょうよ)み中級(ちゅうきゅう)・上級(じょうきゅう)問題(もんだい)
4弱点(じゃくてん)ページ復習(ふくしゅう)模試(もし)で仕上(しあ)げ

4週間学習(しゅうかんがくしゅう)プランと組(く)み合(あ)わせて、計画的(けいかくてき)に準備(じゅんび)を進(すす)めましょう。試験の範囲と3区分の違いは、特定技能2号 建設の試験対策ガイド(試験の全体像と3区分)にまとめています。

テキストをそろえるチェックリスト

  • 受ける区分(土木・建築・ライフライン・設備)を決めた
  • 職長テキスト(leader.pdf)を開いた
  • 自分の区分の学科テキスト1を開いた
  • 学科テキスト2〜4を開いた
  • 自分の区分の実技テキスト5〜7を開いた
  • 母語の翻訳版があるか、JACの試験ページで確かめた
  • 学科と実技のサンプル問題を開いた

よくある質問

Q. 1号のときのテキストを、2号でもそのまま使えますか?

使えます。JACの試験ページには、学科テキスト1〜4と実技テキスト5〜7は1号の試験範囲と同じものだと書かれています。2号では、これに職長テキストが学科の範囲として加わります。受験の前に、JACの試験ページで今のPDFを開き直してください。

Q. 翻訳版のテキストだけで勉強してもいいですか?

翻訳版は意味を確かめるために使い、覚えるのは日本語版の用語にします。JACは翻訳版を「参考資料」としていて、試験は日本語で行われます。翻訳がある言語は、英語・インドネシア語・ベトナム語など11の言語です。

Q. テキストのほかに、JACが公開しているものはありますか?

2号のサンプル問題があります。学科は2号学科サンプル問題1と2号学科サンプル問題2です。実技は区分ごとに、サンプル問題(土木・建築・ライフライン・設備)とサンプル問題2の2本があります。サンプル問題2は、JACの試験ページから開けます。本番の試験問題は公開されていません。

Q. どのテキストから読み始めればいいですか?

どの区分の人も、職長テキストを最初に1回通して読みます。職長テキストは2号で新しく範囲に入ったテキストで、3区分に共通です。そのあと、土木と建築の人は学科テキスト1、ライフライン・設備の人は実技テキスト5〜7を先に厚く読みます。


この記事のテキストの一覧と翻訳の言語は、2026年10月18日時点でJACが試験ページに公開している情報にもとづきます。テキストやサンプル問題は差し替えられることがあります。最新情報は必ず公式でご確認ください(JAC 試験情報)。

出典

大山 隆弥志UKARU代表 / 建設業界20年

建設業界で20年の現場経験を持ち、数多くの外国人技能実習生の指導にあたってきた。現在はUKARU代表として、建設分野の特定技能試験対策をDXし、外国人が日本で長く活躍できる環境づくりに注力している。

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