読了目安: 約36分
試験対策(更新: 2026/10/6)

特定技能2号 ライフライン・設備の実技対策|予想問題4問【2026】

特定技能2号(建設)ライフライン・設備の実技は、JACの実技テキスト5〜7から4択25問が出ます。工具と材料の名前、管の加工の数字、埋設工事の安全を表で整理し、オリジナル予想問題4問と学習の手順で身につけます。

3行まとめ

  • 実技の範囲はJACの実技テキスト第5〜7章
  • 公開サンプル23問は全部4択・文章だけ
  • 名前・手順・数字の3つをテキストの言葉で覚える

特定技能2号(建設)のライフライン・設備区分の実技試験は、JAC(建設技能人材機構)が公開している「実技テキスト5〜7」から、4択で25問が出ます。現場で手を動かす試験ではなく、パソコンの画面で答えるCBT方式です。公開サンプル問題で多いのは、工具や材料の名前、管をつなぐ手順、施工や安全の決まりを問う問題です。この記事は2026年10月時点の情報で書いています。

UKARUの学習データでは、ライフライン・設備の実技は、3区分の学科・実技の中で初回正答率が一番低い分野です。実技テキストは、電気・配管・通信・消防などの工事をまとめて扱っており、自分の仕事以外の工事の言葉も覚える必要があります。この記事では、実技テキストのどこを、どの順で覚えればよいかを、表とオリジナル予想問題で整理します。

試験全体の形や3区分の違いは、特定技能2号 建設の試験対策ガイド(試験の全体像と3区分)にまとめています。

ライフライン・設備の実技試験は、どんな形で何が出る?

ライフライン・設備の実技試験は、実技テキスト5〜7を範囲とする4択25問の試験です。40分で解き、合計点の75%以上(25問なら19問以上)で合格です。

JACの試験情報によると、2号の評価試験は学科試験と実技試験の2つで行われ、合格基準はどちらも合計点の75%以上です。2号の実技試験は、学科試験と同じCBT方式の4択です。範囲になる実技テキスト5〜7は、1号の試験範囲と同じテキストです。1号のときに使ったテキストを、2号の実技でももう一度使います。

| 項目 | ライフライン・設備の実技試験(2号) | |---|---| | 問題数 | 25問 | | 時間 | 40分 | | 答え方 | 4択(CBT方式) | | 合格基準 | 合計点の75%以上(25問なら19問以上) | | 範囲 | 実技テキスト5〜7(1号と同じテキスト) | | 公開サンプル | 2号実技サンプル問題(7問)と、サンプル問題2(16問) |

実技テキストは3つのPDFに分かれています。実技テキスト5は第5章「工事現場で使われる工具、機械、材料、計測器の知識」で、100〜134ページです。実技テキスト6は第6章「建設現場の施工に関する知識」で、135〜168ページです。実技テキスト7は第7章「建設工事の安全」で、169〜184ページです。

JACが公開している2号のライフライン・設備の実技サンプル問題は、2つのPDFで合わせて23問あります。23問は全部4択で、写真や図を使った問題はありません。ライフライン・設備の公開サンプルは、文章だけで名前や手順を答える形です。

公開サンプル23問は、テキストのどの章から出ている?

公開サンプル23問を章ごとに分けると、第6章「施工の知識」が12問で一番多く、第5章「工具・材料」が8問、安全が3問です。章ごとの数は、UKARU編集部が問題の中身とテキストを照らし合わせて分けたものです。

| 章 | サンプルの問題数 | サンプルで聞かれている中身 | |---|---|---| | 第5章 工具・機械・材料・計測器 | 8問 | 電流を測る機器、水圧試験の機器、垂直を見る道具、光ファイバーの測定器、同軸ケーブル、トラップ、銅管を広げる工具、保温材の名前 | | 第6章 施工に関する知識 | 12問 | ポリエチレン管の接合、道路で作業するときの注意、消防設備、ダクタイル鋳鉄管、ガス溶接、ライニング鋼管の加工、板金の溶接、ダクトの接続、通信土木設備、電柱を建てる手順、キュービクル | | 安全(第6章の電気設備・第7章) | 3問 | 感電対策、安全施工サイクル、ヒューマンエラー |

感電対策の問題は、第6章の電気設備工事と第7章の安全の両方にかかわるため、ここでは安全に入れました。サンプルは本番の問題ではありません。ただし、サンプルを見ると、本番でどの章のどんな言葉が問われうるかの見当がつきます。

サンプル23問のうち、「正しくないもの」「間違っているもの」「ふさわしくないもの」「〜でないもの」を選ぶ問題は7問あります。残りの多くは、説明を読んで名前を選ぶ問題です。公開サンプルの多くは名前を選ぶ問題なので、テキストの【 】で書かれた名前と、その説明の組み合わせを覚えることが大切です。

UKARUの学習データでは、ライフラインの実技はどれくらい難しい?

UKARUの学習データでは、ライフライン・設備の実技の初回正答率は62.1%(出典: UKARU 学習データ)です。合格ラインの75%を下回り、3区分の実技の中で一番低い値です。

| 区分 | 学科の初回正答率 | 実技の初回正答率 | |---|---|---| | 土木 | 69.7%(出典: UKARU 学習データ) | 86.6%(出典: UKARU 学習データ) | | 建築 | 74.4%(出典: UKARU 学習データ) | 75.8%(出典: UKARU 学習データ) | | ライフライン・設備 | 77.4%(出典: UKARU 学習データ) | 62.1%(出典: UKARU 学習データ) |

出典:UKARU 学習データ(2026年10月5日集計)。デモ・テスト・管理者のアカウントを除く利用者が、各問題を初めて解いた回答だけを数えた正答率です(非公開にした問題への過去の回答も含みます)。利用者が20人未満の数字と、1つの会社の利用者が半分を超える数字は出していません。

この数字は本番の合格率ではありません。UKARUのオリジナル予想問題を初めて解いたときの正答率です。ライフライン・設備の利用者は27人と多くないため、目安として見てください。

ライフライン・設備の学科の初回正答率は、3区分の学科で一番高い値です。一方で、実技は一番低い値です。学科が解けている人でも、実技テキストの工具・材料・手順の言葉は別に覚える必要があります。

本番の合格率は、JACが毎月の試験結果を公表しています。2号ライフライン・設備の国内の結果は次のとおりです。

| 実施月 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率(JAC公表) | |---|---|---|---| | 2026年6月 | 186人 | 88人 | 47% | | 2026年7月 | 182人 | 84人 | 46% | | 2026年8月 | 151人 | 59人 | 39% |

出典:JAC「建設分野特定技能評価試験結果」(令和8年6月・7月・8月、日本で実施)。学科と実技を合わせた評価試験の結果で、実技だけの合格率ではありません。

3区分の合格率の動きと、ほかの月の結果は、特定技能2号 建設の合格率(3区分のデータ)にまとめています。

第5章(工具・機械・材料・計測器)は、何を覚える?

第5章は、説明を読んで名前を選ぶ問題に答えるための章です。似た名前の道具や材料を、違いの言葉と組みにして覚えます。

第5章の前半(5.1)は、建設機械と、電気設備・電気通信・管工事・空調・給排水・保温・消防の工事ごとの道具と材料です。後半(5.2)は、職種に共通の工具・機械・材料・計測器です。ここでは、取り違えやすい組み合わせを表にします。

電気の測定器は「何を調べるか」で分ける

| 名前 | テキストの説明(要点) | |---|---| | 検電器 | 電気を帯びているかどうかを調べる。低圧用と高圧用がある | | 検相器 | 動力電源の回転方向(位相の順番)を確かめる | | テスター・マルチメーター | 電気回路や電圧などの状態を調べる | | コンテスター | コンセントのプラス・マイナス、アースを調べる | | クランプメーター | センサー部に電線を挟むだけで電流を測る |

電線管は、材料と厚さで名前が変わります。PF管とCD管は、どちらも合成樹脂の曲げられる電線管です。テキストは、CD管をコンクリートに埋めて使うことが多い管として書き分けています。E管はねじの無い鋼製の電線管です。C管は肉の薄いねじのある鋼製の電線管(薄鋼電線管)で、屋内の露出配管に使います。G管は肉の厚いねじのある鋼製の電線管(厚鋼電線管)で、表面がメッキされているので天候に強い電線管です。

配管の材料は「色」と「中身」で覚える

| 名前 | 見分けるポイント | |---|---| | 配管用炭素鋼鋼管(SGP) | メッキ有りが白管、メッキ無しが黒管。ガス管とも呼ばれる | | 硬質ポリ塩化ビニル管 | 色はグレー。VU管は薄い管、VP管は厚い管 | | 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HIVP管) | 色は濃い青。衝撃の大きい場所や寒い地域で使う | | 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HT管) | 色は赤茶色。冷暖房の管や温泉の配管で使う | | 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(VLP) | 鋼管の内面に塩化ビニルを張った水道用の管 | | ダクタイル鋳鉄管 | 鋳鉄の黒鉛を球状にして、強さと粘り強さを高めた管。重い(上水道での使い方は第6章の6.5.1) |

管工事の道具では、パイプレンチ(管をつかんで回し、継手と接合する)、エキスパンダー(銅パイプの端を広げてつなぐ。拡管器)、フレアリングツール(軟らかい管の端面を広げる)、面取り器(管のバリを取る)、水圧試験器(給水管・給湯管の水圧試験に使う。テストポンプ)の5つを区別します。

保温材と消火設備は「素材」と「使い方」で覚える

| 名前 | テキストの説明(要点) | |---|---| | グラスウール保温材(GW) | ガラス(主にリサイクルガラス)を溶かして繊維にした保温材 | | ロックウール保温材(RW) | 玄武岩や安山岩を溶かして繊維にした保温材。グラスウールより火に強い | | ポリスチレンフォーム保温材(PS) | 70℃以上では使えないため、給排水管で多く使う | | 屋内消火栓設備 | 2人以上で操作する1号消火栓、1人で操作できる易操作性1号消火栓、2号消火栓がある | | 泡消火設備 | 水で消せない油の火災に使う。泡で火面を覆う窒息効果と、水による冷却効果で消す |

給排水では「トラップ」が大切な言葉です。トラップとは、排水管の一部に水をためて、臭いや小さな虫が部屋に入らないようにするものです。水を止めたり量を調整したりするのは弁(バルブ)で、ダクトの空気を止めたり調整したりするのはダンパーです。

第6章(施工の知識)は、数字と手順をどう覚える?

第6章は、管のつなぎ方の手順と、施工の数字が集まった章です。数字は「何の数字か」とセットで表にして覚えます。

公開サンプルでも、第6章の問題が一番多くありました。ライフライン・設備の第6章は、建設現場の共通事項、管加工、冷凍空気調和、保温保冷、ライフラインの管工事、建築板金、電気設備、電気通信、築炉、消防設備の節に分かれています。

覚えておく数字の一覧

| 場面 | 数字 | テキストの節 | |---|---|---| | 鋼管のねじ接合を使う太さ | 主に15A〜100A | 6.2.1 | | 鋼管の溶接接合が多い太さ | 100A以上 | 6.2.1 | | 水漏れの原因になる斜め切れ・段切れ | 1.0mm以上 | 6.2.1 | | シールテープの巻き方 | 時計回り・ねじ山を1山残す・6〜7巻き | 6.2.1 | | パイプレンチでねじ込むとき | ねじ山を2山〜2山半残す | 6.2.1 | | 塩ビ管を差し込んだあと押さえる時間 | 10秒くらい | 6.2.2 | | 銅管の手曲げの最小曲げ半径 | 管径6.35〜12.7は外径の6倍以上、15.88以上は10倍以上 | 6.3.1 | | 銅管のベンダー曲げの最小曲げ半径 | 外径の4倍以上 | 6.3.1 | | 保温材が縮む量 | 長さ方向で最大2%程度(4mで約8cm) | 6.3.2 | | ダクタイル鋳鉄管を差し込むときの2本の管の角度 | 2°以内 | 6.5.1 | | ポリエチレン管の斜め切断の許容 | 呼び径に関係なく5mm以内 | 6.5.2 | | 既存の埋設管の近くで人力で掘る範囲 | 周辺50cm以内 | 6.5.4 | | マンホール内の換気の目標 | 酸素18%以上・硫化水素10ppm以下 | 6.5.4 | | 架空設備の道路上の高さ | 5m以上 | 6.8.1 | | 管路の土被り | 車道0.8m以下・歩道0.6m以下にしない | 6.8.2 | | 通信管路の気密試験 | 49kPaで3分間・圧力低下1.96kPa以下 | 6.8.2 |

管のつなぎ方は「手順の順番」と「やってはいけないこと」

硬質ポリ塩化ビニル管は、①管軸に直角に切る、②内外面の面取り、③飲み込み分のマーキング、④接着剤を継手から薄く均一に塗る、⑤一気に差し込み10秒くらい押さえる、⑥はみ出した接着剤を拭き取る、の順で加工します。

水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、切るときにガス溶断のような高温になる方法を使ってはいけません。ねじ切り機に付いた押切りカッターはバリが出るので、バンドソーやメタルソーで切ります。バリ取りは、ねじ切り機のリーマではなく、ライニング管用のリーマかスクレーパで行います。

冷媒用被覆銅管は、パイプカッターで切ります。金ノコやグラインダーは、切りくずが管の中に残るため使ってはいけません。バリ取りは銅管を下向きにして行い、そのあとサイジングツールで真円に直します。銅管のつなぎ方には、フレア接合(管の端をラッパの形に広げてフレアナットで締める)と、ろう接合があります。

上水道やガスのポリエチレン管は、水道用が青、ガス用が黄色です。EF接合とは、継手に埋め込んだ電熱線に電気を流し、管と継手の樹脂を溶かして一体にする接合です。高速砥石タイプの切断工具は、熱で切り口が変形するおそれがあるため使ってはいけません。接合のあとは、継手のインジケーターが左右とも盛り上がっていることを確かめます。

ダクタイル鋳鉄管(GX形)は、管のメーカーマークを上にして据え付けます。滑剤は、ゴム輪をセットする前に受口の内面へ塗ってはいけません。接合のあとは、専用のチェックゲージでゴム輪の位置を全周で確かめ、円周8か所の測定値をチェックシートに書きます。

ダクト・電気・通信・消防は「名前と目的」の組み合わせ

| 節 | 名前 | 目的・特徴 | |---|---|---| | 6.6 板金 | アングルフランジ工法 | 強度と気密性に優れ、排煙ダクトに多い。手間がかかる | | 6.6 板金 | 共板フランジ工法 | ダクト本体を折り曲げてフランジを作り、四隅をクリップで留める | | 6.6 板金 | 差し込み継手工法 | 丸ダクトにニップルを差し込みビスで留める。ダクトの真下にビスを打たない | | 6.7 電気 | 短絡 | 2本以上の電線が負荷を通さずに触れること。活線で電線を切ると起きる | | 6.7 電気 | 地絡 | 大地に電流が流れること | | 6.7 電気 | 漏電 | 流れるべきでない所に電流が流れること。感電や火災の原因 | | 6.8 通信 | マンドレル通過試験 | 管路がきちんとつながっているかを、棒を通して確かめる | | 6.10 消防 | 呼水装置 | 水源がポンプより低いときも水を送れるようにする | | 6.10 消防 | 水温上昇防止用逃がし配管 | 吐き出し側が閉じたまま運転したときのポンプの過熱を防ぐ | | 6.10 消防 | 性能試験装置 | ポンプが決められた能力かを調べる |

電気設備では、キュービクルの役割も押さえます。キュービクルとは、電力会社などから受けた6600Vの電気を、100Vや200Vに変える設備です。遮断器や断路器を開いても、開いた部分の一次側には電気が来ています。高圧の設備の作業は、PAS(高圧気中開閉器)を開き、キュービクルも含めて停電の状態で行うのが基本です。

第7章(安全)では、ライフラインならではの事故が問われる?

第7章は、建設工事の三大災害に加えて、電気・機械設置・上下水道の工事に多い事故を扱います。機械設置工事では、大型の機械が倒れて下敷きになる事故が書かれています。ライフライン・設備の仕事に合わせた事故と対策を、組みで覚えます。

建設業の三大災害とは、「墜落・転落」「建設機械・クレーンなど災害」「崩壊・倒壊災害」のことです。テキストは、三大災害が災害全体の4〜7割を占め、三大災害の中では墜落・転落が特に多いと書いています。

| 工事 | テキストに書かれている事故 | 対策 | |---|---|---| | 電気設備工事 | 感電死、電柱の上での墜落 | 電気が切れていることを確かめる。保護具を使う。高所作業車など安定した作業床で作業する | | 上下水道工事 | 掘った穴の土砂が崩れて生き埋めになる | 掘削の深さが1.5m以上なら、原則として鋼矢板などで土留めをする | | 上下水道工事 | バックホウの旋回による接触、バックでひかれる | 溝の中の人を守る専任の誘導員を置く | | マンホール内の作業 | 酸素欠乏症・硫化水素中毒、はしごからの転落 | 換気する。酸欠のおそれがある場所では、高さ2m以内でも墜落制止用器具を着ける(6.5.4) |

第7章には、道具と保護具の決まりも書かれています。丸のこ・ボール盤・面取り盤・パイプねじ切機のような回転する刃物を使うときは、軍手を使ってはいけません。手袋が刃に巻き込まれるからです。フルハーネス型墜落制止用器具は、2022年1月2日から、作業床の高さが6.75mを超える場合に着けることが義務になりました。建設業では、5mを超える高さの作業でも使うことが求められています。

第7章にあるヒューマンエラーは、学科で出る職長テキストの範囲とも重なります。学科の安全衛生は、特定技能2号 建設の安全衛生(リスクアセスメントとヒューマンエラー)で、表と予想問題を使って説明しています。

オリジナル予想問題で、実技の問われ方を確かめよう

ここからは、実技テキスト5〜7の内容から作ったオリジナル予想問題です。本番の問題ではなく、JACのサンプル問題の文面でもありません。

予想問題1(ライフライン・設備・管の埋設工事)

地下埋設物表示シートで、ガス管を表す色はどれですか。

  1. 赤
  2. 橙
  3. 緑
  4. 青

正解:3 解説:実技テキスト6の「6.5.4 管の埋設工事における注意点」では、地下埋設物表示シートの色を、通信ケーブルは赤、高圧・低圧電力は橙、水道管は青、下水道管は茶、ガス管は緑としています。赤・橙・青は、それぞれ通信ケーブル・電力・水道管の色です。

予想問題2(ライフライン・設備・冷凍空気調和機器工事)

冷媒用被覆銅管を切るときに使う工具として、正しいものはどれですか。

  1. パイプカッター
  2. 金ノコ
  3. ディスクグラインダー
  4. チューブベンダー

正解:1 解説:実技テキスト6の「6.3.1 冷媒用被覆銅管の加工」では、パイプカッターを管に直角に当て、ゆっくり締め込みながら回して切るとしています。金ノコやグラインダーは、切りくずが銅管の中に残るため使ってはいけません。チューブベンダーは、管を曲げるための工具です。

予想問題3(ライフライン・設備・電気通信工事)

通信管路の気密試験で、管路内の圧力を49kPaにしたあと、そのまま置いておく時間はどれですか。

  1. 1分間
  2. 2分間
  3. 5分間
  4. 3分間

正解:4 解説:実技テキスト6の「6.8.2 地下管路の布設」では、気密試験は管路内を49kPaにして3分間置き、圧力の低下が1.96kPa以下であることを確かめるとしています。1分間・2分間・5分間は、テキストの時間と違います。

予想問題4(ライフライン・設備・管加工)

硬質ポリ塩化ビニル管を継手に差し込んだあと、接着剤が乾くまで力を抜かずに押さえておく時間の目安はどれですか。

  1. 3秒くらい
  2. 10秒くらい
  3. 1分くらい
  4. 5分くらい

正解:2 解説:実技テキスト6の「6.2.2 硬質ポリ塩化ビニル管の加工」では、マーキングまで差し込んだら、接着剤が乾くまで10秒くらいは力を抜かずに押さえておくとしています。テキストの目安は10秒くらいです。

ライフライン・設備区分の学科もあわせて確かめたい人は、特定技能2号 ライフライン・設備区分の試験内容(電気・配管・空調)も読んでください。

今日から何をどの順で勉強すればいい?

実技テキスト5〜7を、名前→手順→数字の順に読み、毎回4択で確かめるのが近道です。範囲が広いので、1日に1つの節を目安に進めます。

技能者本人が、今日から進める順番は次のとおりです。

  1. JACのサイトから、実技テキスト5・6・7と2号実技サンプル問題を2つダウンロードする。 母語の翻訳版がある人は、翻訳版も用意します。ただし、試験は日本語で行われます。
  2. サンプル問題23問を、何も見ずに解く。 間違えた問題が、どの章のどの節か印を付けます。
  3. 第5章を、工事ごとに読む。 自分の仕事に近い工事(電気・配管・通信など)から始めます。【 】の名前と説明を、ノートに1行ずつ書き出します。
  4. 第6章の数字を、この記事の表で覚える。 「何の数字か」を声に出して言えるようにします。
  5. 第6章の手順を、番号の順に言えるようにする。 この記事では、塩ビ管、ライニング鋼管、銅管、EF接合、ダクタイル鋳鉄管の5つを取り上げました。
  6. 第7章を読み、事故と対策を組みで覚える。 電気・機械設置・上下水道・マンホールの4つの場面に分けます。
  7. 4択の問題を毎日解き、初めて解いて間違えた問題だけを次の日にもう一度解く。 正答率が75%を安定して超えるまで続けます。

実技の勉強の進め方全体は、特定技能2号 建設 実技試験の対策法(25問で75%を取る)にもまとめています。

会社ができること

社員を受験させる建設会社の社長・担当者は、次のことができます。

| 場面 | 会社ができること | |---|---| | 現場の朝礼 | その日の工事で使う道具や材料を、実技テキストの名前で呼んでもらう | | 材料の受け入れ | 届いた管(白管・黒管・VP管・HIVP管など)の名前を、社員に答えてもらう | | 掘削のある日 | 埋設物表示シートの色や、人力で掘る範囲(周辺50cm以内)を確かめてから作業する | | 学習の時間 | 実技テキストを読む時間と、4択の問題を解く時間を勤務の中で作る |

2号の在留資格の申請手続きや、班長としての実務経験の証明は、この記事では扱いません。手続きは行政書士にご相談ください。

よくある質問

Q. ライフライン・設備の実技試験では、実際に作業をしますか?

実際の作業はしません。2号の実技試験は、パソコンの画面で4つの選択肢から1つを選ぶCBT方式です。問題数は25問、試験時間は40分です。

Q. 電気の仕事しかしていませんが、配管や消防の問題も出ますか?

実技テキスト5〜7は、電気設備・電気通信・管工事・空調・保温・消防などをまとめて扱っています。公開サンプル問題にも、電気・通信・配管・消防・板金の問題が混ざっています。自分の仕事以外の工事の名前と手順も、テキストで覚えておく必要があります。

Q. 1号のときに使った実技テキストで勉強してよいですか?

JACの試験情報では、2号の実技テキスト5〜7は1号の試験範囲と同じテキストです。ただし、試験の形は違います。JACの試験情報では、1号の実技は20問・40分で、○×と2〜4択の問題があり、合格基準は65%以上です。2号の実技は25問・40分の4択で、合格基準は75%以上です。サンプル問題も違うので、2号の勉強では2号実技サンプル問題の2つのPDFを使います。

Q. PF管とCD管の違いは、どう覚えればよいですか?

実技テキスト5では、PF管とCD管の両方を、合成樹脂の曲げられる電線管として説明しています。テキストが書き分けているのは、CD管がコンクリートに埋めて使われることが多い点です。試験はテキストの言葉で聞かれるので、テキストの説明どおりに覚えます。


※この記事は2026年10月時点の情報です。試験の範囲・形式・テキストは変わることがあります。最新情報は必ず公式でご確認ください(JAC 建設技能人材機構 試験情報・実技テキスト5(PDF)・実技テキスト6(PDF)・実技テキスト7(PDF)・2号実技サンプル問題(PDF)・2号実技サンプル問題2(PDF)・令和8年8月 試験結果(PDF))。UKARUの学習データは2026年10月5日時点の集計です。

UKARU編集部特定技能 建設の試験対策チーム

建設業界で20年の現場経験を持ち、数多くの外国人技能実習生の指導にあたってきた。現在はUKARU代表として、建設分野の特定技能試験対策をDXし、外国人が日本で長く活躍できる環境づくりに注力している。

著者について詳しく→
無料で試す