3行まとめ
- 工程管理は3区分共通の職長テキスト2.5節が中心
- 職長の役割は工程計画の作成・共有・監視・更新の4つ
- ネットワーク式工程表は一番長い流れで工期を決める
特定技能2号(建設)の学科試験に出る工程管理は、JAC(建設技能人材機構)が公開している職長テキストの「2.5 工程管理」が中心です。覚えることは、職長の4つの役割、日数の決め方(順行法と逆算法)、ネットワーク式工程表の読み方の3つです。この記事は2026年10月時点の情報で書いています。
工程管理は、土木・建築・ライフライン・設備のどの区分を受ける人にも出る共通の範囲です。現場で工程表を見たことがある技能者でも、試験の言葉で聞かれると迷いやすいテーマです。社員を受験させる会社の社長・担当者は、後半の「会社ができること」もあわせて読んでください。
試験全体の形や合格率は、特定技能2号 建設の試験対策ガイド(試験の全体像と3区分)にまとめています。
工程管理の問題は、試験のどこから出る?
工程管理の問題は、学科試験の範囲である職長テキストの第2章「現場管理における職長の役割」から出ます。職長テキストは3区分で同じなので、どの区分でも同じ知識が問われます。
JACの試験情報によると、2号の学科試験は「職長テキスト」と「学科テキスト1〜4」が範囲です。実技試験は「実技テキスト5〜7」が範囲です。学科試験と実技試験の形は次のとおりです。
| 項目 | 学科試験 | 実技試験 | |---|---|---| | 問題数 | 40問 | 25問 | | 時間 | 60分 | 40分 | | 答え方 | 4択(CBT方式) | 4択(CBT方式) | | 合格基準 | 合計点の75%以上(40問なら30問以上) | 合計点の75%以上(25問なら19問以上) | | 範囲 | 職長テキスト・学科テキスト1〜4 | 実技テキスト5〜7 |
職長テキストの正式な名前は「建設分野特定技能2号評価試験用テキスト」です。表紙に2025.1.15と書かれた版が、JACのサイトで公開されています。JACのサイトには、ベトナム語・インドネシア語・英語などに訳した職長テキストもあります。工程管理は、職長テキストの43ページから47ページにあります。
職長テキストは5つの章でできています。第1章「職長の職務」、第2章「現場管理における職長の役割」、第3章「安全衛生活動における職長の役割」、第4章「職長としての図面のとらえ方」、第5章「職長としての建設業の理解」です。工程管理は第2章に入っています。
| 節 | 見出し | 主な中身 | |---|---|---| | 2.5 | 工程管理 | 職長の4つの役割(作成・共有・監視・更新) | | 2.5.1 | 工程計画の作成 | 順行法と逆算法、工程表の種類、ネットワーク式工程表 | | 2.5.2 | 工程計画の共有 | 作業員に工程と遅れられない作業を伝える | | 2.5.3 | 工程計画の更新 | 遅れそうな作業に、余裕のある作業から人を回す | | 2.5.4 | 工程計画の監視とリスク管理 | 他の職種の遅れ、搬入日、天候への備え |
工程管理の言葉は、2.5節の外にも出てきます。第1章の「職長の役割」と、第2章の「良い仕事の条件」(手待ち・手戻りなど)、「工期・原価・品質の関係」です。試験の対策では、この3か所もまとめて読むと答えやすくなります。
UKARUの学習データでは、工程管理は合格ラインより低い
UKARUの学習データでは、共通の学科のテーマ「工程管理」を初めて解いたときの正答率は71.7%(出典: UKARU 学習データ)でした。合格ラインの75%を下回っています。共通の学科全体の初回正答率は73.2%(出典: UKARU 学習データ)です。
この数字は、本番の試験の正答率ではありません。UKARUのオリジナル予想問題を、利用者が初めて解いたときの正答率です(2026年9月28日集計)。UKARUの工程管理の問題は10問、解いた利用者は59人なので、目安として見てください。
区分ごと・テーマごとの初回正答率は、特定技能2号 建設の試験問題の出方と、間違えやすい分野(UKARU学習データ)で一覧にしています。
工程管理で、職長は何をする?
職長テキストでは、工程管理での職長の役割を「工程計画の作成」「共有」「監視」「更新」の4つに分けています。4つの言葉と中身の組み合わせを、表で覚えておきます。
| 役割 | 職長がすること | 試験で覚える言葉 | |---|---|---| | 作成 | 工事全体の工程計画をもとに、自分の職種の作業工程を作る | 順行法・逆算法・ネットワーク式工程表 | | 共有 | 全体の工程、進み具合、自分の職種の工程を、作業員全員に伝える | 遅れを取り戻しにくい作業を見せる | | 監視 | 全体の工程の最新の状況を、いつも知っておく | 他の職種の遅れ・搬入日・天候 | | 更新 | 遅れが出たら工程計画を見直し、作り直す | 全体の完了予定に影響させない |
4つの役割の出発点は、自分の職種だけでなく工事全体の工程計画です。職長テキストの第1章でも、職長は工事現場全体の工事工程を確認して作業計画を立て、それをもとに作業手順書を作る、と書かれています。
試験で迷いやすいのは「共有」と「監視」の違いです。共有は、作業員に向けて工程を伝えることです。監視は、職長自身が全体の工程と自分の職種の進み具合を見続けることです。「作業員と工程表を見て話す」なら共有、「他の職種の職長と打合せをして最新の状況を知る」なら監視、と分けて覚えます。
工程に必要な日数は、どう決める?
工程に必要な日数を決める方法には、「順行法」と「逆算法」の2つがあります。順行法は前から日数を足していく方法で、逆算法は完成日から逆にたどる方法です。
| 方法 | 考え方 | 向いている場面 | |---|---|---| | 順行法 | それぞれの作業に必要な日数を、最初から順に足していく | 何日で終わるかを出したいとき | | 逆算法 | 工事の完成日に間に合うように、最後から逆にたどって日数を求める | 完成日が先に決まっているとき |
例で考えます。型枠に3日、鉄筋に2日、コンクリートの打設に1日かかる作業があるとします。順行法では、3日+2日+1日で6日かかると計算します。逆算法では、「10日目に打設を終える」という完成日から逆にたどります。打設を10日目に行うので、鉄筋は8日目から9日目、型枠は5日目から7日目に行う必要がある、と決めます。
試験では「完成日までに間に合うように、逆に工程をたどる方法」のように、説明から名前を選ぶ形が考えられます。「順」は前から、「逆算」は後ろから、と言葉の意味で覚えると間違えません。
工程表には、どんな種類がある?
職長テキストには、工程表としてガントチャート、バーチャート、グラフ式工程表、ネットワーク式工程表の4つが出てきます。テキストは、それぞれに長所と短所があると書いています。
職長テキストでは、工程表から次の4つが読み取れることが望ましい、としています。
- 作業の手順
- 作業に必要な日数
- 作業進行の度合い
- 工期に影響する作業
この4つが読み取れる工程表として、職長テキストはネットワーク式工程表を例に説明しています。試験で「工程表から読み取れることが望ましいもの」を聞かれたら、この4つを思い出します。「作業員の給料」「材料の値段」のような選択肢は、工程表で読み取るものではありません。
ネットワーク式工程表は、どう読む?
ネットワーク式工程表とは、○印(イベント)と矢印で作業の順番と日数を表す工程表です。一番長くかかる流れが全体の工期を決め、その流れの作業が遅れると工期が遅れます。
記号の意味
| 記号 | 意味 | |---|---| | ○印(①②③…) | イベント。作業の区切り(始まりと終わり) | | 実線の矢印 | 作業。矢印の下の数字が、その作業に必要な日数 | | 点線の矢印 | 日数のない矢印。前のイベントが終わらないと、次のイベントを始められないことを表す | | イベントの下の□の数字 | 最初の作業を始めてから、そのイベントを始められるまでの日数 |
職長テキストの例を表にすると
職長テキストの図2-7は、AからDの4つの作業をネットワーク式工程表にした例です。図の中身を表にすると、次のとおりです。
| 作業 | 始まり → 終わり | 日数 | |---|---|---| | A | ① → ② | 10日 | | B | ② → ③ | 6日 | | C | ② → ④ | 3日 | | (点線) | ③ → ④ | 0日 | | D | ④ → ⑤ | 5日 |
Aが終わる②から、BとCを同時に進められます。③から④への点線の矢印は、Bが終わらないとDを始められないことを表しています。
工期と余裕の出し方(3つの手順)
ネットワーク式工程表の計算は、次の3つの手順で解けます。
- すべての流れを書き出す。上の例では「A→B→点線→D」と「A→C→D」の2つです。
- 流れごとに日数を足す。A→B→Dは10+6+5=21日です。A→C→Dは10+3+5=18日です。
- 一番長い流れが工期になる。この例の工期は21日です。短い流れとの差(21−18=3日)が、短い流れにある作業の余裕です。
職長テキストでも、Bは6日、Cは3日なので、Cには3日の余裕があると説明しています。Cは3日まで遅れても、全体の工期は変わりません。一方で、A・B・Dの遅れは、すべて全体の工期に影響します。
□の数字の求め方
イベントの下の□の数字は、そのイベントに入ってくる矢印の中で、一番遅く着く日数を選びます。上の例の④には、Cの矢印(10+3=13日)と点線の矢印(10+6=16日)の2本が入ります。遅いほうの16日が④の数字です。⑤は16+5=21日になります。
試験では、□の数字を足し算で求める問題や、「余裕のある作業はどれか」「遅れると工期に影響する作業はどれか」を選ぶ問題が考えられます。2本以上の矢印が入るイベントでは、小さいほうの日数を選ばないように、「遅いほうに合わせる」と覚えます。
遅れそうなとき、職長はどう工程を直す?
遅れそうなときは、全体の完了予定に影響しないように工程計画を見直します。職長テキストの例では、余裕のある作業から人を回して、遅れそうな作業を増員します。
工程計画の更新
職長テキストの図2-8では、Bの作業が遅れそうな場面を例にしています。3日の余裕があるCの作業日数を3日から4日に延ばし、Cの作業員を減らしてBに回します。Cは4日になっても、A→C→Dの流れは10+4+5=19日で、21日の工期には影響しません。
ここで大事なのは、遅れてもよい作業から人を回すことです。余裕のない作業(BやD)から人を減らすと、その作業が遅れて工期が延びてしまいます。試験では「全部の作業を同じだけ延ばす」「余裕のない作業から人を回す」のような選択肢が、誤りとして出てくると考えられます。
工程計画の監視とリスク管理
職長テキストの2.5.4では、工程計画の監視とリスク管理として、次の点を挙げています。
| 気をつけること | 職長がすること | |---|---| | 他の業種の遅れ | 他の業種の遅れが自分たちの作業の開始に影響することがあるため、職長どうしで打合せをし、必要なら工程計画を変える | | 機械や材料の搬入日 | 搬入日の遅れは工期に影響するため、搬入日も工程表に書き入れる | | 天候 | 天候で予定どおり進まないことがあるため、計画の日数より少し早く終わるように進める | | 遅れが許されない作業 | 図2-7のA・B・Dのような作業は、重点的に進み具合を見る | | 人の配置 | 人を適切に配置して、同時に進められる作業がないかを考えておく |
「計画の日数よりやや早く終わるように進める」「遅れが許されない作業を重点的に見る」という考え方は、監視の中心です。JACの2号学科の追加サンプル問題にも、工程管理として「他の作業に影響する作業は重点的に進捗を監視する」を選ぶ問題があります。「計画の日数ちょうどで終えるのが一番よい」という考え方は、職長テキストと合いません。
手待ち・手戻り・手直し・手違いは、どう違う?
手待ち・手戻り・手直し・手違いは、職長テキストが現場の「失敗」として挙げる4つの言葉です。予定の原価を超える原因や、突貫工事につながる状況としても出てくるため、工程管理とあわせて覚えます。
職長テキストの第2章「良い仕事の条件」では、4つの言葉を次のように説明しています。言葉の意味と、職長がとる対策の組み合わせを覚えます。
| 言葉 | 意味 | 主な原因 | 職長の対策 | |---|---|---|---| | 手待ち | 次の作業に取りかかれず、作業員の動きが止まっている状態 | 材料・資機材の不足、工程管理のミス、前工程の遅れ、共通機械の使用待ち、作業能力の差 | 早めに納期を確認する。職長どうしで機械の使用工程や作業の順番を打ち合わせる | | 手戻り | ある作業をしないで先に進み、その作業まで戻ってやり直すこと | 作業手順書の不備・誤り、作業手順の不徹底、手順が実際と違う | 作業手順書を確認し、作業員と検討会をする。手順を守る教育をする。変更を朝礼で共有する | | 手直し | 施工不良などで、一部を直したり、最初から作り直したりすること | 手戻りと同じ(職長テキストは2つをまとめて説明) | 手戻りと同じ | | 手違い | 手順や手配を間違えること | 手順は手戻り・手直しと同じ原因。手配は機械のレンタル期間のミス、材料の種類や数の発注ミス | 早めに確認する |
試験で間違えやすいのは、手戻りと手直しの区別です。手戻りは「作業を飛ばして先に進んだため、戻ってやり直す」ことです。手直しは「施工不良などで直す・作り直す」ことです。手待ちは、作業員が「待っている」状態なので、やり直しの言葉ではありません。
手待ちの原因の一つに「工程管理のミス」があります。職長テキストでは、複数の違う作業が同じ場所で行われる工程になると、作業の効率が落ちて手待ちが起きることがある、と説明しています。工程を作るときに配慮し、違う職種の職長どうしで打合せをすることが対策です。
工期を早めると、原価と品質はどうなる?
工期・原価・品質は、一方が良くなると一方が悪くなることがある関係です。職長テキストは、この3つを英語の頭文字から「QCD」と呼んでいます。
| 組み合わせ | 職長テキストの説明 | |---|---| | 原価と工期 | ゆっくり進めると手待ちなどの無駄で原価が上がる。工期を早めるために人や機械を増やしても原価が上がる | | 品質と工期 | 時間をかければ仕上げは良くなる。短い期間で一気に仕上げる突貫工事では、品質が悪くなる可能性がある | | 原価と品質 | 原価が低いと品質は悪くなる可能性があり、原価が高いと品質は良くなる可能性がある |
職長テキストでは、雨天・設計変更・追加工事・手戻り・手直し・手待ちが起きたあとで工期を守ろうとすると、突貫工事が行われることがある、と書かれています。工程管理でこうした遅れを早めに見つけることが、品質と原価を守ることにもつながります。
QCDに安全(Safety)と環境(Environment)を足した「QCDSE」も、職長テキストの2.3.2に出てきます。職長テキストは、安全な作業環境と周辺の環境への配慮が、品質や原価にも良い結果を生むと説明しています。QCDの3つの関係とあわせて確認しておきます。
オリジナル予想問題で確かめる
ここまでの内容を、UKARUが職長テキストをもとに作ったオリジナル予想問題4問で確かめます。本番の試験問題は公開されていません。JACは2号学科のサンプル問題(2本)を公開していて、工程管理や手待ちの問題も入っています。予想問題は、サンプル問題とも違う聞き方で作っています。サンプル問題も、あわせて解いておきます。
予想問題1(共通・工程管理)
次の表は、ある工事のネットワーク式工程表を表にしたものです。この工事の全体の工期は何日ですか。
| 作業 | 始まり → 終わり | 日数 | |---|---|---| | P | ① → ② | 3日 | | Q | ② → ④ | 7日 | | R | ② → ③ | 2日 | | S | ③ → ④ | 4日 | | T | ④ → ⑤ | 2日 |
- 11日
- 12日
- 14日
- 18日
正解:2
解説:流れは「P→Q→T」と「P→R→S→T」の2つです。P→Q→Tは3+7+2=12日、P→R→S→Tは3+2+4+2=11日です。一番長い流れの12日が工期になります。1の11日は短いほうの流れの日数です。4の18日は、全部の作業の日数を足しただけの数字です。根拠:職長テキスト2.5.1「工程計画の作成」(図2-7の読み方)。
予想問題2(共通・工程管理)
工事の完成日は20日目です。最後の作業Zには3日、その前の作業Yには4日かかります。逆算法で日数を決めるとき、作業Yは何日目に始める必要がありますか。
- 13日目
- 16日目
- 17日目
- 14日目
正解:4
解説:逆算法では、完成日から逆にたどります。作業Zは20日目に終わるので、18日目から20日目の3日間です。作業Yは、その前の14日目から17日目の4日間です。そのため、作業Yは14日目に始めます。1の13日目は、1日多く引いてしまった数字です。2の16日目は、作業Yの日数だけを引いた数字です。3の17日目は、作業Yを終える日です。根拠:職長テキスト2.5.1「工程計画の作成」(逆算法)。
予想問題3(共通・良い仕事の条件)
ある作業をしないで先の作業に進んでしまったため、その作業まで戻ってやり直すことを何といいますか。
- 手戻り
- 手待ち
- 手違い
- 段取り
正解:1
解説:作業を飛ばして先に進み、戻ってやり直すことは手戻りです。2の手待ちは、次の作業に取りかかれず、作業員の動きが止まっている状態です。3の手違いは、手順や手配を間違えることです。4の段取りは、仕事に取りかかる前の準備です。根拠:職長テキスト2.1.2「良い仕事の条件」。
予想問題4(共通・工程管理)
ネットワーク式工程表で、全体の工期に影響する作業Bが遅れそうになりました。工程計画の更新として、最もふさわしいものはどれですか。
- 作業Bの遅れが分かるまで、工程計画は変えずに待つ
- 余裕のない作業の作業員を減らして、作業Bに回す
- 余裕のある作業の日数を延ばし、その作業の作業員を作業Bに回す
- 作業Bの遅れに合わせて、全体の完了予定を延ばす
正解:3
解説:工程計画を見直すときは、全体の作業完了予定に影響がないように対策を考えます。余裕のある作業から人を回して作業Bを増員するのが、職長テキストの例と同じ考え方です。1は対策が遅れます。2は、余裕のない作業が遅れて工期が延びます。4は、全体の完了予定に影響させないという考え方に合いません。根拠:職長テキスト2.5.3「工程計画の更新」。
今日から、何をどの順で勉強する?
工程管理は、職長テキストの5ページ分を読み、計算の手順を手で書いて覚えるのが近道です。次の順番で進めます。
- 職長テキスト2.5節(43〜47ページ)を読む。4つの役割の言葉に線を引きます。
- 図2-7を自分で表に書き直す。この記事の表と同じ形で、作業・始まり・終わり・日数を書きます。
- すべての流れを書き出して、工期と余裕を計算する。計算の答えが21日と3日になれば正解です。
- 2.1.2「良い仕事の条件」と2.3.1「工期・原価・品質の関係」を読む。手待ち・手戻り・手直し・手違いと、QCDの関係を表にまとめます。
- オリジナル予想問題を解いて、間違えた言葉だけを読み直す。区分の試験対策ページで、受ける区分の問題もあわせて解きます。
受ける区分の問題は、土木の試験対策ページ・建築の試験対策ページ・ライフライン・設備の試験対策ページで解けます。職長テキストと区分ごとのテキストの読み方は、JACテキストの読み方と、3回読みの進め方にまとめています。4週間の学習計画に組み込むなら、特定技能 建設の4週間勉強法を参考にしてください。
会社ができること
社員を受験させる会社は、毎日の現場の工程を、試験の言葉で話す機会を作ります。工程管理は、現場で毎日使う知識なので、仕事の中で試験の言葉に慣れることができます。
| 場面 | 会社・現場の担当者ができること | |---|---| | 朝礼 | その日の工程表を見せて、「遅れてはいけない作業はどれか」を社員に答えてもらう | | 職長どうしの打合せ | 受験する社員を同席させ、他の職種の遅れや搬入日の話を聞かせる | | 作業のふり返り | その日に起きた手待ち・手戻りを、テキストの言葉で記録してもらう | | 学習の時間 | 職長テキスト2.5節を読む時間と、予想問題を解く時間を勤務の中で作る |
2号の在留資格の申請手続きや、実務経験の証明は、この記事では扱いません。手続きは行政書士にご相談ください。
よくある質問
Q. 工程管理の問題は、計算ができないと解けませんか?
足し算ができれば解けます。ネットワーク式工程表の問題は、流れごとに日数を足し、一番長い流れを選ぶだけです。割り算や複雑な計算は、職長テキストの工程管理には出てきません。
Q. バーチャートやガントチャートの読み方も覚える必要がありますか?
職長テキストでは、バーチャートやガントチャートは工程表の種類として名前が出てくるだけです。くわしく説明されているのはネットワーク式工程表です。まずはネットワーク式工程表の読み方と、工程表から読み取れることが望ましい4つ(作業の手順・日数・進行の度合い・工期に影響する作業)を優先します。
Q. 工程管理は、土木・建築・ライフライン・設備で問題が違いますか?
工程管理は、3区分で同じ職長テキストから出る共通の範囲です。区分によって違うのは、学科テキスト1と実技テキスト5〜7です。どの区分を受ける人も、職長テキストの工程管理は同じように勉強します。
Q. 現場で工程表を使っていれば、勉強しなくても解けますか?
現場の経験は役に立ちますが、試験は職長テキストの言葉で聞かれます。「順行法」「逆算法」「イベント」「手戻り」のような言葉の意味を知らないと、経験があっても選択肢を選べません。テキストの言葉と現場の経験を結びつけて覚えるのが近道です。
※この記事は2026年10月時点の情報です。試験の範囲・形式・テキストは変わることがあります。最新情報は必ず公式でご確認ください(JAC 建設技能人材機構 試験情報・建設分野特定技能2号評価試験用テキスト(職長テキスト・PDF)・2号学科サンプル問題(PDF)・2号学科追加サンプル問題(PDF))。UKARUの学習データは2026年9月28日時点の集計です。