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データ分析(更新: 2026/10/27)

特定技能2号 建設は何問解けば受かる?学習データ140人の実態【2026】

特定技能2号(建設)の学習者約140人・解答約87,000問のデータでは、300問以上解いた人の94%が模擬試験で合格ライン75%に届き、正答率は500問で約12ポイント上がりました。勉強する時間帯・苦手分野・今日からの手順。

3行まとめ

  • 練習問題を300問以上解いた人の94%が、模擬試験で合格ライン75%に届いた
  • 正答率は最初の100問の72%から、501問目以降は84%に上がった
  • 勉強の時間帯は朝5〜10時が32%、夜19〜22時が29%。仕事の前後に毎日少しずつ

「何問くらい解けば、受かるレベルになりますか」。会社の担当者からも、技能者本人からも、いちばん多い質問です。この記事は2026年10月時点の情報です。答えは、UKARU の学習データでは 300問を境に、模擬試験で合格ラインに届く人の割合が54%から94%に変わる でした。

この記事は、UKARU の学習データの集計です。対象は、2026年4月1日から10月26日までに特定技能2号(建設)を学習した約140人、練習問題の解答約87,000問、模擬試験約760回です。「何問・何日・いつ」を数字で示し、最後に今日から始める手順を書きます。

何問解けば、模擬試験で75%に届く?

練習問題を300問以上解いた人は、模擬試験で75%に届いた割合が94%(出典: UKARU 学習データ)でした。300問未満の人は54%(出典: UKARU 学習データ)です。

特定技能2号(建設)の評価試験は、学科が75%(40問中30問正解)(出典: JAC 試験情報)、実技が75%(25問中19問正解)(出典: JAC 試験情報)で合格です。UKARU の模擬試験は、本番と同じ問題数と制限時間(学科40問・60分、実技25問・40分)で行います。模擬試験で75%に届いたかどうかを、練習問題の解答数で分けて集計しました。

練習問題の解答数模擬試験で75%に届いた割合模擬試験の回数(平均)
300問未満(模擬試験を受けた人20〜29人)54%(出典: UKARU 学習データ)1〜3回
300問以上(模擬試験を受けた人30〜49人)94%(出典: UKARU 学習データ)9〜31回
うち1,000問以上(20〜29人)95%(出典: UKARU 学習データ)31回

1,000問以上解いた人は、模擬試験を受けなかった1人を除いて全員が75%に届きました。1,000問以上解いた人の学習の型は、解答数の中央値が2,422問(出典: UKARU 学習データ)、学習した日数の中央値が28日(出典: UKARU 学習データ)、学習した日の1日あたりの解答数の中央値が109問(出典: UKARU 学習データ)でした。期間で見ると、約2か月の間に28日学習し、1日に約100問解く形です。

注意が必要なのは、「模擬試験で75%」と「本番で合格」は同じではない点です。模擬試験で初めて75%に届くまでの解答数の中央値は121問(出典: UKARU 学習データ)で、少ない解答数で届く人もいます。UKARU の模擬試験は、本番より易しい傾向があります(2026年10月に選択肢の並びをランダムにし、問題を追加して直しています)。模擬試験で75%に届いたあとも、300問以上・できれば1,000問を目安に解き続けることをすすめます。

数字で覚える「300・1,000・75」

300問で模擬試験の合格ラインに届く人が9割を超え、1,000問でほぼ全員が届く。合格基準は学科も実技も75%。UKARU の学習データ(2026年10月26日時点)から出た、覚えておく3つの数字です。

正答率は、解いた数でどれくらい上がる?

500問以上解いた人の正答率は、最初の100問で72.0%(出典: UKARU 学習データ)、501問目以降で84.1%(出典: UKARU 学習データ)でした。12ポイント上がっています。

同じ人の正答率を、解いた順番で区切って集計しました。対象は、500問以上解いた20〜29人です。

解いた順番正答率
最初の100問72.0%(出典: UKARU 学習データ)
101〜300問目76.1%(出典: UKARU 学習データ)
501問目以降84.1%(出典: UKARU 学習データ)

合格基準の75%を初めて超えるのは、101〜300問目の段階です。最初の100問は、問題の形と用語に慣れる期間です。最初の100問の正答率が70%前後でも、心配はいりません。501問目以降に84%まで上がるのは、同じ分野の問題を繰り返すうちに、間違えた問題の理由を覚えるためと考えられます。

正答率の伸びを止めないために、2つのことをすすめます。1つは、間違えた問題をそのままにせず、翌日までに解き直すことです。もう1つは、得意な分野だけを解かないことです。次の節のとおり、2号で新しく問われる分野ほど正答率が低く、そこを解かないと模擬試験の点が止まります。

いつ勉強している?仕事の前と後、どちらが多い?

解答の32.4%(出典: UKARU 学習データ)が朝5〜10時、29.0%(出典: UKARU 学習データ)が夜19〜22時でした。朝と夜で全体の6割を占めます。

解答の時刻(日本時間)を1時間ごとに数えました。いちばん多い1時間は21時台です。朝は5時台から増え始めます。深夜0〜4時は2.4%(出典: UKARU 学習データ)しかありません。

時間帯解答の割合学習の場面
朝 5〜10時32.4%(出典: UKARU 学習データ)出勤前・現場への移動中
昼 11〜18時・23時台約36%休憩・早上がりの日・就寝前
夜 19〜22時29.0%(出典: UKARU 学習データ)帰宅後
深夜 0〜4時2.4%(出典: UKARU 学習データ)—

土日と平日の違いは小さく、1日あたりの解答数は土日が平日の1.05倍(出典: UKARU 学習データ)でした。休日にまとめて勉強する人より、仕事の前後に毎日少しずつ解く人が多い、という結果です。

1問にかかる時間は、学科が12.5秒(出典: UKARU 学習データ)、実技が8.5秒(出典: UKARU 学習データ)(どちらも中央値)です。本番の学科は40問で60分なので、1問あたり90秒使えます。練習で12.5秒なのは、知っているか知らないかで即答しているからです。1日10分あれば、学科の練習問題を30〜50問解けます。朝10分・夜10分で、1日60〜100問です。1,000問以上解いた人の「1日109問」は、この朝夜の型でほぼ届く量です。

学科でいちばん間違えやすい分野は?

正答率がいちばん低いのは「図面・建設業法」の75.9%(出典: UKARU 学習データ)です。いちばん高い「工事の種類・業務」の87.1%(出典: UKARU 学習データ)とは11ポイントの差があります。

学科の問題を、JAC(建設技能人材機構。以下 JAC)の公式テキストの章ごとに分けて、正答率を集計しました。各分野の解答数は1,000問以上、解いた人は50人以上です。

分野(公式テキストの章)正答率2号で新しく問われる内容か
職長テキスト 第4〜5章 図面・建設業法75.9%(出典: UKARU 学習データ)新しい
職長テキスト 第2章 現場管理79.2%(出典: UKARU 学習データ)新しい
職長テキスト 第3章 安全衛生活動79.4%(出典: UKARU 学習データ)新しい
テキスト4 現場用語・共同生活84.3%(出典: UKARU 学習データ)1号と共通
テキスト3 工事の種類・業務87.1%(出典: UKARU 学習データ)1号と共通

正答率が低い3つの分野は、どれも職長テキストの内容です。特定技能2号(建設)は、班長・職長として現場を管理する人のための試験です。1号で問われた現場用語や工事の種類は、現場で毎日使う言葉なので正答率が高くなります。一方で、図面の記号、建設業法の決まり、工程表の読み方、安全衛生の活動は、現場で「やっている」ことと「言葉で説明できる」ことが違います。

図面と建設業法の分野で間違えやすいのは、数字と用語です。縮尺の読み方、建設業の許可が要る工事の金額、主任技術者を置く決まりなどは、知らなければ答えられません。テキストの数字をそのまま覚える勉強が、この分野では点になります。安全衛生の活動では、KY活動、リスクアセスメント、ヒヤリハットのように、言葉の意味を正確に区別する問題が出題されます。

学科のテキストの全体像と読む順番は、特定技能2号 建設の評価試験テキスト一覧と読み方にまとめています。

実技は、どの区分が難しい?

実技の正答率は、建築工事の実技が77.2%(出典: UKARU 学習データ)でいちばん低く、安全の分野は各区分とも90%以上でした。

実技試験は、写真や図を見て、現場の判断を4択で答える試験です。25問・40分で、19問以上の正解で合格です。実技の問題を公式テキストの章ごとに集計すると、工具・機械・材料の名前と使い方を問う分野(実技テキスト5)が、安全を問う分野(実技テキスト7)より5〜14ポイント低くなりました。

実技の分野正答率
建築工事の実技(テキスト5・建築)77.2%(出典: UKARU 学習データ)
工具・機械・材料(テキスト5・土木)82.4%(出典: UKARU 学習データ)
ライフライン・設備工事の実技(テキスト5)86.0%(出典: UKARU 学習データ)
安全(テキスト7・土木。建築・ライフラインも90%以上)91.5%(出典: UKARU 学習データ)

安全の分野は、墜落防止や保護具のように、現場で毎日注意していることが問われるので正答率が高くなります。工具・機械・材料の分野は、自分の職種で使わない道具の名前が出るため、正答率が下がります。建築の実技が低いのは、型枠・鉄筋・内装・設備のように職種の幅が広く、自分の職種以外の道具が多く出るためと考えられます。

実技の解き方と、写真問題の注意点は、特定技能2号 建設の実技対策(25問・40分の解き方)で確かめてください。

区分(土木・建築・ライフライン)で、学習量や正答率は違う?

区分で差が出るのは、正答率より学習量です。30問以上解いた人の解答数の中央値は、建築が556問(出典: UKARU 学習データ)、土木が351問(出典: UKARU 学習データ)、ライフライン・設備が143問(出典: UKARU 学習データ)でした。

受ける区分ごとに、30問以上解いた人の解答数と正答率を集計しました。どの区分も20人以上です。

建築の学習者は解答数が多く、正答率も高くなっています。解答数が多いほど正答率が上がる、という前の節の結果と同じ向きです。土木の学習者は、解答数の中央値が351問と建築より少ない結果でした。正答率の平均も72.9%で、75%を下回っています。土木は2026年9月の本番の合格率が45.47%(出典: JAC 公表の受験者数・合格者数から UKARU 算出)で、建築より低い月が続いています。土木で受ける人は、解答数を建築の学習者と同じ500問以上まで増やすことを目安にしてください。

ライフライン・設備は、解答数の中央値が143問と少ないものの、正答率の平均は78.6%です。ライフライン・設備の学科にも、土木・建築と共通の職長テキストの範囲(図面・建設業法・現場管理・安全衛生)が含まれます。前の節のとおり、この範囲は区分に関係なく正答率が低い分野です。

区分の選び方で迷っている人は、特定技能2号 建設 3区分(土木・建築・ライフライン)の選び方で、自分の職種がどの区分に入るかを確かめてください。

会社の担当者は、このデータをどう使えばよい?

社員の「解答数」と「模擬試験の点」の2つを、週に1回見るだけで、受かる状態に近づいているかが分かります。

このデータから、会社が確かめる目安は次の3つです。

目安数字見方
解答数300問・1,000問300問で9割が模擬試験の合格ラインに届く。1,000問でほぼ全員
正答率75%・84%101〜300問目で75%を超えるのが普通。501問目以降は84%
模擬試験学科30問・実技19問本番と同じ問題数で2回続けて超えたら、受験日を決める

学習時間を会社で確保する必要はありません。学習の6割は朝5〜10時と夜19〜22時に行われていて、業務時間の外です。会社ができるのは、朝礼で「昨日は何問解いた?」と聞くこと、週1回の模擬試験の日を決めること、解答数が300問に届いた人に声をかけることです。

受験日は、模擬試験で学科・実技の両方が75%を2回続けて超えてから決めます。申し込みから受験までの流れは、特定技能2号 建設の試験予約(満席・持ち物)にまとめています。区分ごとの最新の合格率は、特定技能2号 建設の合格率(3区分の推移)で確かめられます。

オリジナル予想問題で確かめる

正答率がいちばん低い「図面・建設業法」の分野から、2問です。

予想問題1(共通・建設業法)

建設業の許可を受けなくても請け負うことができる「軽微な建設工事」として、正しいものはどれですか。建築一式工事ではない工事の場合とします。

  1. 1件の請負代金が500万円未満の工事
  2. 1件の請負代金が1,000万円未満の工事
  3. 1件の請負代金が1,500万円未満の工事
  4. 工期が30日未満の工事

正解:1 解説:建設業法施行令の第1条の2では、建築一式工事ではない工事は、1件の請負代金の額が500万円未満のものを「軽微な建設工事」と定めています。建築一式工事は、1,500万円未満、または延べ面積150平方メートル未満の木造住宅工事です。選択肢3は建築一式工事の金額なので、この問題では誤りです。工期の長さは、許可が要るかどうかとは関係ありません。職長テキスト第5章(建設業法)の範囲です。

予想問題2(共通・図面)

縮尺1/100の平面図で、2つの柱の中心の間が図面上で6cmでした。実際の柱の中心の間の長さとして、正しいものはどれですか。

  1. 60cm
  2. 600cm
  3. 6,000cm
  4. 600m

正解:2 解説:縮尺1/100は、実際の長さを100分の1にして描くという意味です。図面上の6cmは、実際には6cm×100=600cm(6m)です。選択肢1は縮尺1/10、選択肢3は縮尺1/1,000、選択肢4は縮尺1/10,000のときの長さです。図面の縮尺は、平面図で1/100、詳細図で1/20や1/50のように、図面の種類で変わります。図面の右下の表題欄に書かれた縮尺を最初に確かめます。職長テキスト第4章(図面)の範囲です。

データを見たうえで、今日から何をどの順でやる?

1,000問以上解いた人の型(約2か月・28日・1日約100問)を、そのまま時間割にします。

  1. 今日: 受ける区分(土木・建築・ライフライン・設備)を決め、学科の練習問題を10問解く。正答率は見ない。問題の形に慣れる日
  2. 1〜2週目(〜100問): 朝10分・夜10分で、1日20〜30問。この段階の正答率は70%前後が普通。間違えた問題は翌日に解き直す
  3. 3〜4週目(〜300問): 職長テキストの分野(図面・建設業法・現場管理・安全衛生)を重点的に解く。300問を超えたら、学科の模擬試験を1回受ける
  4. 5〜6週目(〜600問): 実技の練習問題を始める。自分の職種以外の工具・機械の名前を写真で覚える。学科と実技の模擬試験を週1回
  5. 7〜8週目(〜1,000問): 模擬試験で学科・実技とも75%を2回続けて超えたら、受験日を決めて申し込む
  6. 受験日の1週間前: 新しい問題は解かず、間違えた問題と安全衛生の数字だけを見直す

4週間で仕上げる短い計画は、特定技能2号 建設試験に4週間で受かる学習プランにあります。試験の全体像と3区分の違いは、特定技能2号 建設の試験対策ガイドで確かめてください。

  • 受ける区分を決めた
  • 朝と夜のどちらで解くか、毎日の時間を決めた
  • 解答数が300問を超えた
  • 職長テキストの4分野(図面・建設業法・現場管理・安全衛生)の正答率が75%を超えた
  • 学科と実技の模擬試験で、2回続けて75%を超えた
  • 受験日を決めて申し込んだ

よくある質問

Q. 300問解けば合格できますか?

いいえ、300問は「模擬試験で合格ラインに届く人が9割を超える目安」です。本番の合格を保証する数字ではありません。UKARU の学習データでは、1,000問以上解いた人でも、本人の申告で本番が不合格だった人がいます。模擬試験で75%に届いたあとも、苦手な分野を中心に解き続けてください。

Q. 勉強時間は1日どれくらい必要ですか?

1日20分で足ります。学科の練習問題は1問あたり12.5秒(中央値)なので、朝10分・夜10分で60〜100問解けます。1,000問以上解いた人の「学習した日の1日あたり109問」は、この量とほぼ同じです。毎日解くことのほうが、1回の時間の長さより大事です。

Q. 模擬試験で75%を超えたら、すぐに受験してよいですか?

学科と実技の両方で、2回続けて75%を超えてからをすすめます。UKARU の模擬試験は本番より易しい傾向があり、1回だけ超えた点は、たまたま知っている問題が多かっただけのことがあります。2026年9月の本番の合格率は、土木45.47%(出典: JAC 公表の受験者数・合格者数から UKARU 算出)・建築50.13%(出典: JAC 公表の受験者数・合格者数から UKARU 算出)・ライフライン・設備40.52%(出典: JAC 公表の受験者数・合格者数から UKARU 算出)で、受けた人の半分前後が落ちています。

Q. このデータは、特定技能2号の受験者全体の傾向ですか?

いいえ。UKARU で学習した約140人のデータです。受験者全体を代表する数字ではありません。本番の合格率は JAC が毎月公表している数字を、模擬試験の点とは分けて見てください。

Q. 日本語が苦手でも、同じ学習量で届きますか?

学習者の多くは、アプリの表示を日本語にして学習しています。母国語の訳を付けて解く場合は、問題文の日本語を読む練習も兼ねるので、1問にかかる時間は長くなると考えてください。解答数の目安(300問・1,000問)は変わりませんが、期間を長めに見てください。

出典


※この記事の学習データは、2026年4月1日〜10月26日に UKARU で特定技能2号(建設)を学習した人の集計です(社内・テスト用のアカウントを除く)。利用者数は概数か幅で、解答数は概数で示しています。模擬試験の点は本番の合否を保証しません。試験の仕様・日程・合格率は変わることがあります。最新情報は必ず公式でご確認ください。JAC 試験情報・建設業法施行令(e-Gov 法令検索)

UKARU編集部特定技能2号(建設)の試験対策

建設業界で20年の現場経験を持ち、数多くの外国人技能実習生の指導にあたってきた。現在はUKARU代表として、建設分野の特定技能試験対策をDXし、外国人が日本で長く活躍できる環境づくりに注力している。

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