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試験対策(更新: 2026/11/3)

特定技能2号 建設の学科で出る法令|24の法律と予想問題3問【2026】

特定技能2号(建設)の学科で出る法令は、JACの学科テキスト2の18ページが範囲です。労働基準法の数字、労災・雇用保険、廃棄物や騒音の法律を表にまとめ、会社の書類で教える方法とオリジナル予想問題3問を載せます。

3行まとめ

  • 法令の範囲は学科テキスト2の8〜25ページ
  • JACの2号サンプル問題61問のうち10問がこの範囲と重なる
  • 労働基準法の数字は会社の雇用契約書と給与明細で覚える

「現場の仕事はできるのに、法律の問題になると点が取れない」。社員の模試の結果を見て、こう感じる社長・担当者は少なくありません。特定技能2号(建設)の学科試験に出る法令は、JAC(建設技能人材機構)の「学科テキスト2」の第2章、18ページ分が範囲です。24の法律のうち、数字が多いのは労働基準法です。労働基準法の数字は、会社が社員に渡している雇用契約書や給与明細と並べると覚えやすくなります。この記事は2026年11月時点の情報で書いています。

試験全体の形・合格率・3区分の違いは、特定技能2号 建設の試験対策ガイド(試験の形・範囲・予想問題)にまとめています。この記事では、法令の章だけを社長・担当者向けに説明します。

法令の問題は、試験のどこから出る?

法令の問題は、学科試験の範囲である学科テキスト2の第2章「日本の現場で働く上で守らなければならない法令」から出ます。学科テキスト2は、土木・建築・ライフライン・設備の3区分に共通です。

JACの試験情報によると、2号の学科試験の範囲は職長テキストと学科テキスト1〜4です。学科テキスト1〜4は1号の試験範囲と同じもので、職長テキストは3区分に共通です。試験の形は次のとおりです。

項目学科試験実技試験
問題数40問25問
試験時間60分40分
答え方4択(CBT方式)4択(CBT方式)
合格基準75%(40問中30問正解)(出典: JAC 試験情報)75%(25問中19問正解)(出典: JAC 試験情報)
範囲職長テキスト・学科テキスト1〜4実技テキスト5〜7

出典:JAC 試験情報

学科テキスト2は、PDFで18ページの短いテキストです。第2章は、23の節に24の法律が入っています。労働法(7つの法律)・建設業法・建築基準法と、環境や設備に関わる15の法律の順に並んでいます。ページは、テキストの下に書かれた番号です。

節法律ページ覚える中身の例
2.1.1労働基準法8〜11労働条件の明示、賃金の5原則、労働時間、休憩、有給休暇
2.1.2労働安全衛生法11〜13安全衛生教育、死亡災害の原因、健康診断、ストレスチェック
2.1.3最低賃金法13都道府県ごとの地域別最低賃金
2.1.4労働災害補償保険(労災保険)法13〜15業務災害と通勤災害、4つの給付、労災かくし
2.1.5雇用保険法15〜16給付を受ける条件、基本手当の割合と日数
2.1.6建設労働者雇用改善法16〜17建設雇用改善計画の中身
2.1.7職業能力開発促進法17〜18職業訓練と技能検定、技能士
2.2建設業法185つの目的、許可が必要な29の業種
2.3建築基準法19単体規定と集団規定
2.4〜2.8廃棄物処理法・建設リサイクル法・大気汚染防止法・騒音規制法と振動防止法(テキストの見出しのまま)・水質汚濁防止法19〜21マニフェスト、分別、アスベストの届出、騒音を減らす工夫
2.9〜2.17消防法・水道法・下水道法・ガス事業法・電気事業法・電気通信事業法・電波法・航空法・駐車場法21〜25流してはいけない排水、工事担任者、航空障害灯、ドローンの登録

出典:JAC 学科テキスト2(PDF)

学科テキスト2の第2章は、18ページで24の法律を扱います。 1つの法律に使われているのは、短いもので半ページほどです。

JACのサンプル問題に、法令の問題はどれくらいある?

JACが公開している2号学科のサンプル問題2つ(合わせて61問)を、UKARUが学科テキスト2の節と照らし合わせました。問題文に第2章の法律の名前が出る問題と、第2章で説明している言葉が正解になる問題は、61問のうち10問でした。KY活動やリスクアセスメントのように、職長テキストでくわしく説明している言葉の問題は数えていません。

サンプル問題問題の番号聞いていること学科テキスト2の節
2号学科サンプル問題第2問技能検定に受かった人の名乗り方2.1.7 職業能力開発促進法
2号学科サンプル問題第3問安全と健康を守る活動にふさわしくないもの2.1.1・2.1.2
2号学科サンプル問題第4問建設業法で置く決まりの技術者2.2 建設業法
2号学科サンプル問題第5問航空法で登録の対象になるもの2.16 航空法
2号学科サンプル問題第16問労働安全衛生法の特別教育が要る作業2.1.2 労働安全衛生法
2号学科サンプル問題2第2問最低の労働条件を決めた法律2.1.1 労働基準法
2号学科サンプル問題2第3問職業能力開発促進法の目的の空欄2.1.7 職業能力開発促進法
2号学科サンプル問題2第4問排水を下水道に流してはいけない理由2.11 下水道法
2号学科サンプル問題2第5問産業廃棄物を現場から出すための許可2.4 廃棄物処理法
2号学科サンプル問題2第24問パワーハラスメントに当たらないもの2.1.1 労働基準法

出典:JAC 2号学科サンプル問題(PDF)・2号学科サンプル問題2(PDF)。節との対応はUKARUが問題文とテキストを読み比べて付けたものです

サンプル問題は、本番の問題数の割合を示すものではありません。本番の問題は公開されておらず、法令から何問出るかもJACは発表していません。それでも、サンプル問題で法令の聞き方が分かります。聞き方は「どの法律か」「何という名前か」「当てはまらないものはどれか」の3つが中心です。

サンプル問題は、法律の名前と中身を結びつける問題が多くなっています。社員には、法律の名前を見たら「何を守る法律か」を一言で言えるようにしてもらいます。

UKARUの学習データでは、共通の学科はどれくらい解けている?

UKARUの学習データでは、職長テキストと学科テキスト2〜4を範囲とする共通の学科の初回正答率は、合格ラインの75%を下回っています。

UKARUの問題の範囲初回正答率
共通の学科(職長テキスト・学科テキスト2〜4)73.3%(出典: UKARU 学習データ)
テーマ「建設業法」(共通の学科・4問)77.2%(出典: UKARU 学習データ)

出典:UKARU 学習データ(2026年11月2日集計)。デモ・テスト・管理者のアカウントを除く利用者が、各問題を初めて解いた回答だけを数えた正答率です。非公開になった問題への過去の回答も含みます。利用者が20人未満の数字と、1つの会社の利用者が半分を超える数字は出していません

この数字は、本番の合格率ではありません。UKARUのオリジナル予想問題を初めて解いたときの正答率です。共通の学科は、どの区分の社員も受ける範囲です。共通の学科で75%に届かないと、区分の勉強をいくら進めても学科は合格できません。

法令は、現場の作業で身につく知識ではありません。社員が自分から読み始めにくい範囲なので、会社が読む時間を先に決めておきます。

労働基準法では、どの数字を覚える?

労働基準法の節は、学科テキスト2の中で数字が一番多い節です。覚える数字は、次の表にまとめた12個です。

項目学科テキスト2の記述
労働条件の明示使用者が必ず示す項目は6つ(契約の期間、更新の基準、働く場所と仕事の中身、時間と休み、賃金、退職と解雇)
解雇の制限仕事のけがや病気で休む期間と、その後30日間は解雇できない
解雇の予告解雇するときは30日前に予告する
賃金の支払い通貨で、直接労働者に、全額を、毎月1回以上、一定の期日を決めて払う(賃金支払の5原則)
法定労働時間原則、週40時間・1日8時間まで
休憩6時間を超えると45分、8時間を超えると1時間
法定休日毎週少なくとも1回
時間外労働臨時の必要がある場合か、36協定を結んで届け出た場合に可能
割増の率残業25%以上、休日出勤35%以上、深夜残業25%以上
時間外労働の上限1か月45時間、1年360時間
年次有給休暇6か月続けて働き、8割以上出勤すると10日。上限は20日
有給休暇の買い取り使わない有給休暇を使用者が買い取るのは違法

出典:JAC 学科テキスト2(PDF) 8〜11ページ

数字で覚えるなら「40・8・45・1・30」です。週40時間・1日8時間、休憩は45分と1時間、解雇の予告は30日前です。割増の率は「25・35・25」(残業・休日・深夜)とまとめます。

有給休暇の日数は、テキストの表で次のように決まっています。

勤続年数0.5年1.5年2.5年3.5年4.5年5.5年6.5年以上
付与日数10日11日12日14日16日18日20日

出典:JAC 学科テキスト2(PDF) 11ページ

学科テキスト2は、2022年4月時点の記述を含む版です。時間外労働の上限について、テキストは建設業では「2024年4月からスタートします」と書いています。厚生労働省によると、建設業の上限規制は2024年4月から適用されています(一部に特例があります)。試験の勉強では、テキストの45時間と360時間をそのまま覚えます。

労働基準法の節には、労働条件のほかに、国籍などで差別しないこと(機会均等)、強制労働の禁止、違約金を決める契約の禁止、パワーハラスメントの防止も入っています。パワーハラスメントとは、職場での立場の強さを使って、仕事の適正な範囲を超えて苦痛を与えることや、職場の環境を悪くすることです。JACのサンプル問題2の第24問は、パワーハラスメントに当たらないものとして「適正な仕事の指示」を選ばせています。

労働安全衛生法・労災保険・雇用保険では、何が問われる?

労働安全衛生法は「安全と健康を守る法律」、労災保険法は「仕事のけがを補う法律」、雇用保険法は「仕事を失ったときに支える法律」です。3つの法律の役割を取り違えないことが、最初の目標です。

法律何のための法律か学科テキスト2の主な数字・言葉
労働基準法最低の労働条件を決める週40時間・1日8時間、賃金の5原則
労働安全衛生法職場の安全と健康を守り、快適な職場をつくる足場の作業床は幅40cm以上、ストレスチェックは50人以上の事業場で毎年1回
最低賃金法最低の賃金を決める都道府県ごとの地域別最低賃金
労災保険法仕事や通勤のけが・病気・死亡に保険の給付をする保険料は全額事業主の負担
雇用保険法失業した人や教育訓練を受ける人に給付をする離職前2年間に被保険者期間が通算12か月以上

出典:JAC 学科テキスト2(PDF) 8〜16ページ

労働安全衛生法の節では、令和3年度の建設業の死亡災害の原因が出てきます。288件のうち「墜落・転落」が110件で一番多く、次が「崩壊・倒壊」31件、「はさまれ・巻き込まれ」27件です。墜落を防ぐため、足場の作業床は幅40cm以上にし、墜落制止用器具はフルハーネス型を使うのが原則です。リスクアセスメントとKY活動もこの節に入っています。くわしい手順は、安全衛生(リスクアセスメントとKY活動)と予想問題で説明しています。

労災保険の節では、業務災害と通勤災害の違いが大切です。業務災害とは、仕事と傷害の間に一定の因果関係があって起きた災害です。通勤災害とは、住まいと働く場所の往復などの途中の災害で、合理的な経路と方法での事故が条件です。テキストは、バスで通勤すると届けている人が自転車で事故にあった場合は対象にならない、という例を挙げています。

労災保険の給付は、療養給付・休業給付・遺族給付・介護給付の4つが書かれています。また、仕事のけがを本人の不注意として健康保険で病院にかからせることを「労災かくし」と呼びます。テキストは、労災かくしは労働安全衛生法違反の犯罪だと書いています。

雇用保険の節には、特定技能の人に関わる記述があります。特定技能の外国人が失業しても、一般に日本人と同じように給付を受けられます。仕事を探しているなら、在留期間の中は日本にいられます。一方で、正当な理由なく3か月以上「特定技能」の活動をしていないと、在留資格が取り消されることがあります。在留の手続きは行政書士にご相談ください。

廃棄物・騒音・水などの法律は、何を覚える?

環境に関わる法律は、「誰が何をするか」と「何日前か」を覚えます。現場で毎日目にするごみの分別や排水の話なので、社員の仕事と結びつけて読むと早く覚えられます。

法律覚えること(学科テキスト2の記述)
廃棄物処理法現場からごみを出すには「廃棄物収集運搬業の許可」が要る。一部の例外を除き、元請けが行う。下請けにも「保管」のルールが当てはまる
廃棄物処理法元請けはマニフェスト(建設系廃棄物管理票)を作り、最終処分まで確かめる。最終処分にはリサイクルも入る
建設リサイクル法建設廃棄物を資材ごとに分別し、再資源化と再利用を進める
大気汚染防止法アスベストが使われた建物を解体・改造・補修する工事は、作業開始の日の14日前までに都道府県知事に届け出る
騒音・振動の法律低騒音・低振動の工法や機械を選ぶ、作業の時間帯を決める、防音の施設を置く
水質汚濁防止法現場の汚水を下水道や川に流すときは、都道府県の基準に従う
下水道法コンクリートを伝わった水は高アルカリになるので、中和してから流す

出典:JAC 学科テキスト2(PDF) 19〜23ページ

下水道法の節は、公共の下水道に流してはいけない排水の理由を6つ挙げています。下水道の施設を腐らせる、ほかの排水と混ざって有毒なガスが出る、管を詰まらせる、管の中の作業を危険にする、処理場の生物処理の働きを下げる、汚泥の処理を難しくする、の6つです。JACのサンプル問題2の第4問は、この6つに入らないものとして「中性の排水だから」を選ばせています。

アスベストの届出は「14日前」、マニフェストを作るのは「元請け」。 環境の法律で数字と立場が出てくるのは、この2つが中心です。

消防・水道・電気・航空の法律は、どこを押さえる?

設備やインフラに関わる9つの法律は、1つずつが短い節です。法律の名前と「何を決めた法律か」、それに数字や資格を1つずつ結びつけて覚えます。

法律何を決めた法律か覚える数字・資格
消防法火災の予防と、災害の被害を減らすこと消火器・スプリンクラー・避難はしごなどの設備
水道法上水道の事業決められた技術者・技能者の指示のもとで作業する
下水道法下水道の整備と、公共の水域を守ること流してはいけない排水の理由6つ
ガス事業法都市ガスの保安と使用者の保護ガスを使う機械・器具・排気の決まり
電気事業法電気の事業と電気工作物の工事ほかに電気設備技術基準・電気用品安全法・電気工事士法など
電気通信事業法通信回線を使うサービスの事業端末をつなぐ工事は「工事担任者資格」を持つ人が行う・監督する
電波法電波を正しく使うこと免許が要るトランシーバーを無免許で使うと違法
航空法航空機の安全な運航高さ60m以上の物件に航空障害灯。100g以上のドローンは登録が義務
駐車場法都市の駐車場の整備駐車場の工事は、始める前に自治体に届け出る

出典:JAC 学科テキスト2(PDF) 21〜25ページ

航空法の節は、建設機械の話として読むと覚えやすくなります。クレーンのような高い建設機械も、高さによっては航空機の安全な運航を妨げる物件になります。ドローンは測量に使われるようになり、飲酒時の飛行や夜間の飛行、目で見えない範囲の飛行の禁止などのルールがあるとテキストは書いています。

ライフライン・設備区分の社員にとって、この9つは学科テキスト1や実技テキストとも関わる範囲です。区分ごとのテキストの読み方は、ライフライン・設備の試験範囲(読むテキスト8つと順番)にまとめています。

会社は、社員の法令の勉強をどう手伝う?

会社ができる一番の手伝いは、社員の手元にある書類をテキストと並べて見せることです。労働基準法・雇用保険・健康診断の節は、会社と社員の間ですでに使っている書類に出てくる言葉です。

学科テキスト2の項目会社の手元にあるもの社員と一緒に確かめること
労働条件の明示(6項目)雇用契約書・労働条件の通知6つの項目が書類のどこに書かれているか
賃金支払の5原則給与明細毎月1回以上、決まった日に払われていること
法定労働時間・休憩勤務表・就業規則1日の始まりと終わりの時刻、休憩の長さ
時間外労働・割増の率会社の36協定・給与明細の残業代の欄残業・休日・深夜の割増の率
年次有給休暇有給休暇の記録自分の勤続年数で何日になるか
雇用保険雇用保険被保険者証本人に渡されている書類であること
健康診断定期健康診断の結果1年以内に1回の定期健康診断を受けていること

この表は、試験の言葉を身近な書類で覚えるためのものです。会社の書類の中身が法令に合っているかどうかを確かめる表ではありません。労務の扱いで迷うことは、都道府県労働局などの公式の窓口で確かめてください。

社員に渡すときの声のかけ方も決めておきます。「法律を全部覚えて」ではなく、「この給与明細で、賃金の5原則を5つ指でたどってみて」と、1回に1つの項目だけを頼みます。月に1回の給与の日を、法令の復習の日にすると続けやすくなります。

環境の法律は、現場の担当者が手伝えます。元請けの現場で決められたごみの分別の場所や、マニフェストの扱いを見せながら、テキストの言葉で説明します。

勉強の進み具合は、「法令の24の法律のうち、名前と目的を言えた数」で見ます。読んだページ数よりも、言えた数の方が試験の点に近い目安になります。

オリジナル予想問題で確かめる

ここまでの内容を、UKARUが学科テキスト2をもとに作ったオリジナル予想問題3問で確かめます。本番の試験問題は公開されていません。予想問題は、JACのサンプル問題とは違う聞き方で作っています。社員がつまずきやすい問題の例として、社員に解いてもらってください。

予想問題1(共通・労働基準法)

学科テキスト2によると、労働時間が8時間を超える場合に、労働時間の途中に与えなければならない休憩時間はどれですか。

  1. 45分
  2. 1時間
  3. 1時間30分
  4. 2時間

正解:2 解説:学科テキスト2の2.1.1(10ページ)は、労働時間が6時間を超える場合は45分、8時間を超える場合は1時間の休憩を、労働時間の途中に与えると書いています。1の45分は、6時間を超える場合の長さです。3と4は、テキストに書かれていない長さです。

予想問題2(共通・大気汚染防止法)

アスベスト(特定粉じん)が使われている建物を解体する工事を行う場合、特定粉じん排出等作業の届出は、作業開始の日の何日前までに行いますか。

  1. 3日前
  2. 7日前
  3. 10日前
  4. 14日前

正解:4 解説:学科テキスト2の2.6(20ページ)は、アスベストが使われた建築物や工作物を解体・改造・補修する工事では、作業開始の日の14日前までに都道府県知事に届け出ると書いています。1〜3は、テキストに書かれていない日数です。

予想問題3(共通・労災保険法)

労働災害補償保険(労災保険)について、学科テキスト2の内容として誤っているものはどれですか。

  1. 保険料は、事業主と労働者が半分ずつ負担する
  2. 住居と働く場所の往復の途中の災害は、通勤災害という
  3. 病院で療養を受けるときの費用は、療養給付として給付される
  4. 建設業の一人親方は、特別加入制度の対象になる

正解:1 解説:学科テキスト2の2.1.4(13〜15ページ)は、労災保険の保険料は全額を事業主が負担すると書いています。そのため1が誤りです。2は通勤災害の説明、3は療養給付の説明、4は特別加入制度の対象者の説明で、どれもテキストのとおりです。保険料を労働者と事業主の両方が払うのは、雇用保険の方です。

今日から、何をどの順で進める?

法令は、学科テキスト2の18ページを3回に分けて読み、読んだ日に問題を解くのが近道です。会社は、次の時間割を社員に渡します。

  1. 1日目(30分):学科テキスト2の8〜11ページ(労働基準法)を読む。 読み終えたら、給与明細と雇用契約書を開き、この記事の「会社の手元にあるもの」の表と照らします。
  2. 2日目(30分):11〜18ページ(労働安全衛生法から職業能力開発促進法、建設業法)を読む。 5つの法律を「何のための法律か」の一言で言えるようにします。
  3. 3日目(30分):19〜25ページ(建築基準法から駐車場法)を読む。 数字と資格の名前(14日前・60m・100g・工事担任者)に線を引きます。
  4. 4日目:この記事の予想問題3問と、JACの2号学科サンプル問題2つを解く。 間違えた問題の節だけをテキストで読み直します。
  5. 予約の前:学科40問を60分で解く模試で、75%を超えるか確かめる。 法令だけでなく、職長テキストの範囲もあわせて確かめます。

受ける区分の問題は、土木の試験対策ページ・建築の試験対策ページ・ライフライン・設備の試験対策ページで解けます。テキスト全体の読み方は、JACの評価試験テキスト一覧と読み方にまとめています。建設業法の許可と技術者の決まりは、施工体制と建設業法(予想問題4問)でくわしく説明しています。

Pro Tip
JACは、学科テキストを英語・ベトナム語・インドネシア語などに訳した翻訳版も、区分ごとに公開しています。試験は日本語で行われるので、翻訳版で意味を確かめたあと、日本語版の法律の名前で覚え直します。

社員に渡す前のチェックリスト

  • 学科テキスト2(text2.pdf)を社員のスマホで開けるようにした
  • 学科テキスト2を読む30分を、3日分の勤務表に入れた
  • 雇用契約書と給与明細を、社員と一緒に見る日を決めた
  • 予想問題3問とJACの2号学科サンプル問題2つを、社員に解いてもらった
  • 法令の24の法律のうち、名前と目的を言えた数を記録した

よくある質問

Q. 法令の問題は、1号の試験と同じ範囲ですか?

同じ範囲です。JACの試験情報には、学科テキスト1〜4は1号の試験範囲と同じものだと書かれています。1号の試験で学科テキスト2を読んだ社員は、間違えた節から読み直せば足ります。2号で新しく範囲に入ったのは職長テキストです。

Q. テキストの数字と、今の法令の数字が違うときはどちらで答えますか?

試験の勉強は、学科テキスト2の数字で行います。学科テキスト2は2022年4月時点の記述を含む版で、時間外労働の上限規制のように、その後に始まったことは未来の形で書かれています。本番で今の法令の数字が出るかどうかは、JACから発表されていません。会社の実際の労務は、最新の法令で確かめます。

Q. 法令は何問出ますか?

法令から何問出るかは、JACから発表されていません。JACの2号学科サンプル問題2つ(61問)では、学科テキスト2の第2章の法律の名前や言葉で聞いている問題が10問ありました。サンプル問題の割合は本番の割合を示すものではないので、24の法律を全部読んでおきます。

Q. 社員が日本語の法律の名前を覚えられません。どうすればよいですか?

法律の名前を、「何を守る法律か」の一言とセットで覚えてもらいます。たとえば「労働基準法=最低の労働条件」「労災保険法=仕事のけがの保険」です。試験の日本語の読み方と、日本語が苦手な社員への手伝い方は、特定技能2号 建設の試験の日本語(苦手な社員に会社がやること)にまとめています。


※この記事は2026年11月時点の情報です。試験の範囲・形式・テキストは変わることがあります。出典は次の公式ページです(JAC 建設技能人材機構 試験情報・学科テキスト2(PDF)・2号学科サンプル問題(PDF)・2号学科サンプル問題2(PDF)・厚生労働省 建設業・ドライバー・医師等の時間外労働の上限規制)。UKARUの学習データは2026年11月2日時点の集計です。最新情報は必ず公式でご確認ください。

UKARU編集部特定技能 建設の試験対策チーム

建設業界で20年の現場経験を持ち、数多くの外国人技能実習生の指導にあたってきた。現在はUKARU代表として、建設分野の特定技能試験対策をDXし、外国人が日本で長く活躍できる環境づくりに注力している。

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