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経営者向け(更新: 2026/10/6)

【経営者向け】特定技能2号 建設分野 完全ガイド 2026年版 — コスト・合格率・育成就労制度まで

建設会社の経営者が特定技能1号の社員を2号に上げるための完全ガイド。CCUSレベル3要件・実コスト試算(12-25万円)・年間36万円の再投資原資・2027年育成就労制度との関係まで、建設業20年の経営者が現場目線で解説。

3行まとめ

  • 特定技能1号→2号への移行は、社員1名あたり初期12-25万円の投資。義務的支援コストを最適化し、その分を教育・定着支援へ投資シフトできる最大ROI施策
  • 試験合格だけでは取得できず、CCUS(建設キャリアアップシステム)レベル3認定が前提条件。試験対策より先に着手すべき
  • 2027年4月の育成就労制度施行前の駆け込み2号化が、転籍リスク回避と人材確保の両面で経営判断として最有利

「うちの社員、特定技能2号に上げたいけど、何から始めればいい?」「コストはいくらかかる?」「本当に元は取れるの?」

建設業20年・現場経験のある経営者として、この記事では特定技能1号で雇用中の社員を2号に上げるまでの全体像を、経営判断の軸で整理します。試験対策の話は最小限に、コスト・スケジュール・制度・リスクを中心に解説します。

結論:2号取得は「最大ROI投資」である

数字で見るとはっきりします。

項目金額
初期投資(社員1名あたり)12〜25万円
年間コスト最適化(義務的支援から教育へ)約36万円/人
投資回収期間約8〜10ヶ月
10年雇用での累計リターン約350万円以上/人

加えて、家族帯同が可能になることで社員のロイヤリティが激変します。「この会社なら家族と日本で暮らせる」と認識された会社には、優秀な外国人材が残ります。育成就労制度(2027年4月施行)で転籍が容易になる時代に、最大の人材防衛策でもあります。

経営判断の優先順位

2号取得は「やるかやらないか」ではなく、**「いつ・誰から・どの順番で」**の問題です。1号在留中の社員が複数いる会社は、班長候補から順に着手すべきです。1号は通算5年で打ち切りなので、放置すると優秀な人材を失います。

1号と2号は何が違う? — 経営者が押さえる比較表

特定技能1号は「相当程度の知識または経験がある人」、特定技能2号は「熟練した技能を持つ人」のための在留資格です。1号で経験を積み、2号に上がるのが建設分野の基本の流れです。(2026年10月6日更新:1号と2号の比較表と、2号のメリットを追加)

項目特定技能1号特定技能2号
技能の水準相当程度の知識または経験熟練した技能
在留期間通算で最長5年上限なし(更新を続けられる)
家族帯同原則できない配偶者と子を呼べる
永住許可の申請在留期間に上限があり、要件を満たしにくい在留を続けて要件を満たせば申請できる
支援計画・登録支援機関必要不要

出典:JAC公式 受入れマニュアル「特定技能2号とは」・出入国在留管理庁 特定技能制度

2号に上げると、会社と社員に何が起きる?

2号のメリットは、社員が期限を気にせず働き続けられることと、会社の支援の義務がなくなることです。

メリット社員にとって会社にとって
在留期間の上限がなくなる5年で帰国する心配がなくなる育てた班長・職長が5年で抜けない
家族を日本に呼べる配偶者と子と一緒に暮らせる「家族と暮らせる会社」として定着につながる
永住への道が開く在留を続けて、永住許可の申請を目指せる長く働く前提で育成の計画を立てられる
支援計画が不要になる—登録支援機関への委託が要らなくなる
熟練した技能の証明になる職長・班長としての評価につながる現場をまとめる人材として配置できる

家族帯同で呼べるのは配偶者と子で、親や兄弟は対象外です。家族は「家族滞在」の在留資格で来日します。呼ぶときの条件は2号になると家族(配偶者と子)を呼べるにまとめています。在留資格の申請手続きは、行政書士にご相談ください。

受験資格の本当のハードル — 試験は「最後の関門」にすぎない

多くの経営者が誤解する点があります。「試験に受かれば2号になれる」と思いがちですが、試験合格は3つある関門の最後の1つです。

必須3点セット

関門内容期間目安
① 班長としての実務経験現場で複数の技能者を指導・工程管理した期間0.5〜3年(職種により異なる)
② CCUSレベル3認定建設キャリアアップシステムの能力評価でレベル3取得3〜6ヶ月
③ JAC評価試験合格学科40問75%以上 + 実技25問75%以上2〜3ヶ月の対策が必要

CCUSが最大のボトルネック

「試験対策 → 受験 → 合格」の順番で考えがちですが、実際の最大のボトルネックはCCUSレベル3取得です。

  • CCUS事業者登録(会社側)
  • CCUS技能者登録(社員1名ずつ)
  • 就業履歴の蓄積(現場でカードリーダーで読み取り)
  • レベル判定申請 → レベル3認定

ここまでで最低3ヶ月、未着手なら6ヶ月かかります。これを終えてから試験対策に入るので、着手から2号取得まで6〜8ヶ月を見込むのが現実的です。

班長経験の証明方法

実務経験の証明は2つのルートがあります。

  1. CCUSの技能者情報画面のスクショ(本命ルート)— 就業履歴が自動記録されているので、最も確実
  2. 申告書 + 経歴証明書(CCUS未登録時の代替)— 業務日報や工事実績ベースで会社が証明

CCUSルートのほうが入管審査でスムーズに通ります。

CCUS未登録なら今すぐ着手

CCUS事業者登録は資本金により約24,000円(5年更新)、技能者登録は1名4,900円(詳細型)。2026年4月から能力評価手数料3,000円が全額支援されているので、今が動くタイミングです。

完全コスト試算 — 経営者が実際に払う総額

社員1名を2号にするまでの全費用を、**「行政書士に委託する場合」と「自社で完結する場合」**の2パターンで試算します。

項目金額誰が払うタイミング
CCUS事業者登録(資本金500-1000万円)約24,000円会社1回目(5年更新)
CCUS技能者登録(詳細型)4,900円/人会社 or 本人1回
CCUSレベル判定 能力評価手数料3,000円/人(2026年4月から全額支援)会社レベル3取得時
カードリーダー設置(任意)数万円〜会社1回
JAC評価試験 受験料Prometric公式料金を確認本人 or 会社予約時
在留資格変更申請 手数料4,000円/人本人 or 会社入管
行政書士費用(外部委託の場合)8万〜20万円/人会社申請時
学習対策費(UKARUなど)月数千円〜会社試験前2-3ヶ月
合計(行政書士委託あり)約12〜25万円/人
合計(自社完結)約4〜10万円/人

最適化効果(取得後・年間)

項目金額
義務的支援コストを教育投資へシフト年36万円/人
CCUS等活用促進コース 助成金(要件達成時)16万円/人(上限160万円)

→ 初期12-25万円投資 → 年36万円の再投資原資を確保することで 8〜10ヶ月で元が取れる計算です。10年雇用なら累計350万円以上のリターンが見込めます。

各項目の根拠と1人目・2人目以降の差・助成金込みの実数値シミュレーションは【コスト試算 完全版】特定技能2号 建設に整理してあります。「自社にとっていくらかかって、いつ回収できるか」を A4 1枚で把握したい経営者はこちらをご覧ください。

試験の中身 — 学科40問・実技25問・75%合格

JAC公式の試験仕様(JAC公式試験情報)はこうなっています。

試験問題数時間合格基準
学科試験40問(4択CBT)60分75%以上(30問以上正解)
実技試験25問(4択CBT)40分75%以上(19問以上正解)

⚠️ メディア記事に「30問・60%合格」と書かれているものがありますが、これは古い情報です。**JAC公式は40問・75%**が正しい数値です。

3区分から1つを選んで受験します。

区分対象業務
土木道路・橋・トンネル・河川・舗装・とび等
建築建物の新築・増築・改築・型枠・鉄筋・内装等
ライフライン・設備電気・電気通信・ガス・水道・空調・配管等

学科試験の出題範囲

JAC公式サンプル問題から判断すると、学科40問は**「現場監督として最低限知っておくべきこと」**が出題されます。

出題分野中身の例
施工体制元請・下請構造、専門工事業者、施工体制台帳
工程管理バックワード・スケジューリング、ガントチャート、ネットワーク工程表
安全管理リスクアセスメント、KY活動、ヒヤリハット
建設業法主任技術者・監理技術者の配置要件
労働安全衛生法安全管理者・衛生管理者の選任、作業主任者
品質管理検査、是正措置、PDCA
班長業務指示・指導、工程調整、現場コミュニケーション

実技試験の特徴

実技試験は名前と裏腹に**「現場での判断を問うケーススタディ問題」**です。実機操作ではなく、CBT(コンピュータ)で4択を選びます。

  • 工程遅延が発生した時の判断
  • 安全違反を発見した時の対応
  • 班員間トラブルの処理
  • 作業手順書の読み取り

→ 暗記より「現場判断力」が問われるのが特徴です。

合格率の現実 — 1回で受かる人は3〜5人に1人

2024-2025年の合格率は試験方式変更などの影響で大きく変動しましたが、従来水準では非常に難関です。詳しい推移は特定技能2号 建設分野の合格率データ分析に整理しています。

落ちる人の3パターン

パターン落ちる理由
① 漢字読めない型専門用語(工程・施工・是正・主任・配置)が読めず時間切れ
② 1号知識のまま型1号は「作業者目線」、2号は「管理者目線」。視点切替えできない
③ ぶっつけ本番型オリジナル予想問題で型を知らずに挑戦すると不合格

UKARUはこの3パターン全てに対応した設計です。全漢字ふりがな付与・班長視点のオリジナル予想問題810問以上・本番形式の学科40問/実技25問モード。

試験区分の選び方 — 合格率だけで選ぶと不合格になる

経営者として最も重要な指示は、「雇用先の業務内容と一致する区分を選ばせる」ことです。

合格率だけ見て「建築が高そうだから建築で」と選ぶと、在留資格変更時に入管で「雇用先業務と区分が不一致」と弾かれます。詳しくは特定技能2号 建設3区分の選び方を参照してください。

判断基準はシンプルです。

  • 道路・橋・トンネル工事メイン → 土木
  • 建物の新築・改築工事メイン → 建築
  • 電気・水道・配管工事メイン → ライフライン・設備

複数経験がある社員は、最も長く従事した分野を選ぶのが正解です。

受験から2号取得までの完全フロー

社員1名を2号化するまでの全工程を、逆算スケジュールで示します。

Month 0    社員選定 + CCUS技能者登録(未登録なら)
Month 1    CCUS事業者登録・現場登録(会社側)
Month 2    就業履歴蓄積 + レベル判定申請準備
Month 2-3  CCUSレベル3判定取得
Month 3-5  UKARUで学科40問・実技25問の対策(2-3ヶ月)
Month 5    Prometric Webサイトで予約 → 名古屋Prometric等で受験
Month 6    合格 → 入管で在留資格変更申請(処理約1.5ヶ月)
Month 7-8  「特定技能2号」許可 → 登録支援機関契約終了

申込はPrometric Webサイト

2026年5月時点で、建設分野特定技能2号評価試験の申込は Prometric Webサイト から本人が行います。会社が手伝う場合も、Prometric ID、パスワード入力、最終確定、支払確定は本人が行う運用にしてください。

合格後に合格証が必要な場合は、JAC Members アプリで申請します。予約導線と合格証申請導線は分けて管理してください。アプリの登録のしかたはJAC Members アプリの登録方法にまとめています。

2026年度の試験スケジュール

  • 試験実施期間: 2026年4月10日 〜 2027年3月10日
  • 予約受付期間: 2026年4月7日 〜 2027年3月5日
  • 方式: CBT(全国約95か所のPrometricテストセンター)
  • 受験料: Prometric公式の国別受験料金を確認

愛知県(名古屋市)にも複数の Prometric テストセンターがあります。

在留資格変更の実務 — 合格しただけでは終わらない

JAC試験に合格しても、それだけでは2号にはなりません。入管で在留資格変更許可申請が必要です。

必要書類(建設分野特有)

  1. 在留資格変更許可申請書
  2. パスポート・在留カード
  3. 建設特定技能受入計画認定証(国交省 or JAC経由で取得)
  4. 雇用契約書(同等以上の報酬を証明)
  5. JAC試験合格証
  6. CCUS技能者情報・レベル3判定通知
  7. 班長としての経歴証明書(会社作成)
  8. 会社の登記簿謄本、決算書、納税証明書

処理期間と費用

  • 処理期間: 約1.5ヶ月(混雑時は2-3ヶ月)
  • 手数料: 4,000円/人
  • 行政書士に委託: 8〜20万円/人
在留期限が迫っている場合の救済策

1号の在留期限が切れそうな場合、**「特定活動(6ヶ月・就労可)」**に切り替えて働き続けながら2号申請の準備が可能です。これを知らない経営者が多いので、行政書士に相談する際は必ず確認してください。

育成就労制度(2027年4月施行)との関係 — 戦略の本丸

これが今後10年の経営戦略を左右する制度改正です。

何が変わるか

項目現行(技能実習)新(育成就労、2027年4月〜)
制度の目的技能移転(建前)特定技能への育成(本気)
期間3-5年3年
転籍原則不可建設は2年で可能
日本語要件なしN5相当 → N4相当(特定技能移行時)

経営者にとっての意味

  • 転籍が容易になる → 「選ばれる会社」でないと人が逃げる
  • **早期2号化で「家族と日本で暮らせる会社」**にできれば、転籍リスクを大きく下げられる
  • 改正後は手続きが煩雑化する可能性が高く、改正前の駆け込み2号化が有利

1号→2号の移行ルートが「キャリアパス」として制度化

旧制度では「技能実習3年 → 1号5年 → 2号 → 計13年」と実質的に長い迂回ルートでした。新制度では「育成就労3年 → 1号5年 → 2号」と最短で10年戦力化できます。

⚠️ 現在1号で雇用中の社員がいる経営者は、2027年改正前に2号化を進めるのが得策です。

2号には日本語(B1相当以上)の要件も加わります。確認が始まる時期は申請の種類で違います。詳しくは特定技能2号の日本語要件(B1相当)と始まる時期にまとめています。

助成金 — CCUS等活用促進コース(2026年最新)

人材確保等支援助成金「CCUS等活用促進コース」

令和7年度から中小建設事業主が対象に拡大されました(以前は事業主団体のみ)。

支給要件:

  1. 雇用する技能者全員がCCUS技能者登録済み
  2. レベル判定で昇格評定を受けた技能者の賃金を5%以上増加

支給額: 昇格評定+5%以上昇給した技能者数 × 16万円(上限160万円)

→ つまり10人を昇格させ給与5%上げると160万円戻ってきます。班長候補を2号に上げるプロセスとセットで取りに行ける助成金です。

詳しくは厚生労働省公式 CCUS等活用促進コース 助成金見直し概要(PDF)を確認してください。申請の要件・手順・社労士の使い方は特定技能2号 建設のコスト試算(助成金込み)にまとめています。

行政書士に頼むべきか、自社でやるべきか

工程自社推奨行政書士推奨
CCUS事業者・技能者登録✅ 自社(簡単)
CCUSレベル判定申請✅ 自社
試験予約・受験✅ 本人
受入計画 認定申請△(初回は外部推奨)✅
在留資格変更 申請書類△(経験者のみ)✅ 強く推奨
入管対応・補正対応✅

結論: 試験までは自社、入管書類は行政書士が最適バランスです。8-20万円のコストで不許可リスクを大幅に低減できます。

落ちた時のリカバリー(最悪ケース対応)

試験に落ちた場合

  • 再受験は可能(受験料と交通費は再度発生)
  • 2026年度は2026年4月10日〜2027年3月10日に実施 → Prometricの空席を確認
  • ただし1号在留期限が近い場合は要注意
  • 結果通知書の読み方、受け直しの時期、総合60%で在留を延長できる条件は不合格だったときの結果通知書の読み方と再受験を参照

1号在留期限が切れる場合

  1. **特定活動(6ヶ月・就労可)**に切替え → 試験再挑戦
  2. 1号の更新(条件あり、上限5年内)
  3. 帰国 → 海外から再受験(マニラ等)

在留資格変更が不許可になった場合

主因は書類不備 or 班長経験の不十分です。行政書士に再申請依頼で挽回できるケースが多いので、諦めずに動きましょう。

経営者が今週やるべき3つのアクション

  1. 候補者リストアップ — 1号で雇用中の社員のうち、班長クラスを3-5名選定
  2. CCUS登録状況確認 — 未登録なら今週中に開始(事業者→技能者の順)
  3. 試験区分の確定 — 御社の主業務に合わせて土木 / 建築 / ライフライン・設備のどれか決定

ここまで決まれば、6-8ヶ月後の2号取得が現実的なゴールになります。社員の勉強時間を就業時間の中に作って受からせた会社の実例は、合格した社員の会社が作った「就業時間中の2週間」にあります。

UKARU でできること

UKARUは特定技能2号 建設分野に特化した試験対策アプリです。

  • 学科40問・実技25問・75%合格基準に完全準拠
  • 土木 / 建築 / ライフライン・設備の3区分対応
  • 810問以上のオリジナル予想問題(出題傾向を分析した独自設計)
  • 全漢字にふりがな自動付与(10言語対応:ja/en/vi/my/id/tl/zh/ne/km/th)
  • スマホでスキマ時間学習できる設計(建設現場の長時間労働後に5分から)
  • B2Bプランなら社長/管理者が全社員の進捗・苦手分野を一覧管理できる

UKARUは試験対策の部分を担当し、CCUS手続きや行政書士業務は提供しません。役割分担を明確にして、経営者の時間効率を最大化します。

よくある質問(FAQ)

Q1. 班長経験は何年必要ですか?

A. 職種によって異なり、0.5年〜3年です。CCUS能力評価基準のある職種なら短く、ない職種は3年以上が必要です。詳しくは国土交通省 班長としての実務経験の定義(PDF)を参照してください。

Q2. CCUS未登録ですが、いきなり試験を受けられますか?

A. 試験を受けるだけなら可能ですが、合格しても在留資格変更で「実務経験の証明」ができず2号になれません。CCUS登録 → レベル3認定 → 試験対策 → 受験の順を強く推奨します。

Q3. 受験料はいくらですか?

A. 受験料は受験国などによって変わるため、Prometric公式の国別受験料金を確認してください。会社負担で支援する場合は、バウチャー利用可否や有効期限も事前に確認します。

Q4. 試験は年に何回受けられますか?

A. CBT方式なので、Prometricテストセンターの空きがある限り再受験できます。ただし前回受験日から数えて30日後の試験から受験可能です。合格した同じ区分は再受験できません。

Q5. 日本語能力試験(JLPT)は必要ですか?

A. 2026年9月時点では、2号への移行に日本語試験の要件はありません。1号取得時点でN4相当が証明されているためです。ただし、2号には「日本語教育の参照枠」B1相当以上(JLPT N3程度)が求められることになり、建設分野の運用方針にも明記されています。海外から呼ぶ申請(在留資格認定証明書交付申請)は、2027年4月1日以降の申請からB1相当以上が必要です。日本にいる1号の社員が2号に変わる申請(在留資格変更許可申請)と、2号の更新の申請は「現在検討中」です。いつから必要かは、2026年10月時点で未発表です(出入国在留管理庁「日本語能力水準『B1相当以上』の確認開始時期について」、建設分野の運用方針)。2号を目指す社員には、今のうちからN3の学習を勧めてください。

Q6. 名古屋でも受験できますか?

A. 可能です。名古屋駅前と伏見にPrometricテストセンターがあります。詳しくはPrometric公式 試験会場一覧を参照してください。

Q7. 育成就労制度の施行で何が変わりますか?

A. 2027年4月から転籍が容易になるため、「選ばれる会社」でないと外国人材が逃げます。改正前に2号化を進めるのが転籍リスク回避の最大策です。

Q8. 1号→2号の移行で本当に登録支援機関が不要になりますか?

A. はい、不要になります。これにより年間36万円/人の費用削減が見込めます。これが2号取得の最大のROI源泉です。

Q9. 1号の在留資格がない人でも、2号の試験を受けられますか?

A. 受けられます。2号の評価試験は、1号の在留資格を持っていなくても受験できます。試験会場は日本国内だけです。ただし、2号の在留資格を得るには、試験の合格に加えて班長としての実務経験が必要です。

公式情報の一次ソース

実務で参照する一次情報のリンク集です。情報の鮮度が命なので、必ず公式から確認してください。

JAC(建設技能人材機構)

政府機関

CCUS・助成金

試験予約

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さいごに — 「選ばれる会社」になるために

特定技能2号取得は、単なるコスト削減策ではありません。「家族と日本で暮らせる会社」というポジショニングを獲得する戦略投資です。

2027年4月の育成就労制度施行で、外国人材の転籍は容易になります。その時に「ここで2号を取らせてもらえる」と認識されている会社にだけ、優秀な人材が残ります。

社員さん何名くらいを、いつまでに2号化したいですか?人数と時期感が決まれば、UKARUのB2Bプランで進捗管理・学習教材・社長向けレポートまで一括サポートできます。

まずは候補社員のリストアップとCCUS登録状況の確認から始めてみてください。

大山 隆弥志UKARU代表 / 建設業界20年

建設業界で20年の現場経験を持ち、数多くの外国人技能実習生の指導にあたってきた。現在はUKARU代表として、建設分野の特定技能試験対策をDXし、外国人が日本で長く活躍できる環境づくりに注力している。

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