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制度解説(更新: 2026/6/27

JAC受入負担金とは|建設特定技能で受入企業が払う月12,500円の仕組み・年会費・本人負担禁止【2026】

建設分野の特定技能で受入企業がJAC(建設技能人材機構)に払う「受入負担金」を一次資料で解説。1号1人につき月12,500円(年15万円)、年会費の会員区分、外国人本人への負担転嫁禁止、2号移行で負担金がなくなる仕組みまで。

3行まとめ

  • 建設分野の特定技能では、受入企業がJACに「受入負担金」を払う。1号特定技能外国人1名につき月12,500円(年15万円)、受入ルートを問わず一律
  • 受入負担金は外国人本人に負担させてはならない(会社負担)。日割計算はせず、消費税は不課税
  • 受入負担金は「1号」が対象。2号に移行するとその人材分の受入負担金はかからなくなる——長く働くほど2号化のコストメリットが効く

建設分野で特定技能の外国人材を受け入れている経営者・人事担当の方へ。この記事では、受入企業が必ず関わる JAC(建設技能人材機構)の「受入負担金」 を、JAC公式資料にもとづいて整理します。金額・払い方・年会費・本人負担の禁止、そして2号移行でコストがどう変わるかまでを一気に押さえます。

受入負担金とは — 建設特定技能の「会社が払う月額」

建設分野は他分野と違い、受入企業が JAC(建設技能人材機構)に加入し、受入負担金を負担すること が特定技能外国人を受け入れる要件になっています。この受入負担金は、JACが行う教育訓練・試験の実施・現場の巡回指導などの運営に充てられます。

ポイントは、外国人本人ではなく受入企業(会社)が払うお金 だということです。

受入負担金はいくら?1人につき月12,500円

JAC公式の会費ページでは、受入負担金は次のように定められています。

| 対象 | 金額 | |------|------| | 1号特定技能外国人 1名につき | 月12,500円(参考:年額15万円) |

以前は「海外試験合格者」「国内試験合格者」など受入ルートごとに金額が分かれていましたが、現在は 受入ルートを問わず一律 の金額に整理されています。

出典:JAC公式「年会費と受入負担金」

払い方のルール3つ(本人負担の禁止・日割なし・不課税)

受入負担金には、会社として知っておくべき扱いのルールがあります。

  • 外国人本人に負担させてはいけない:受入負担金を給与から天引きするなど、本人に転嫁することは禁止されています。あくまで会社が負担します。
  • 日割計算はしない:月の途中で受入れ・離職があっても、その月は1か月分として計算します。
  • 消費税は不課税:受入負担金は消費税の不課税取引として扱われます。

出典:JAC公式 外国人受入れマニュアル 第2章 受入れにかかる費用

受入負担金とは別にかかる「年会費」

受入負担金(人数×月額)とは別に、JACの会員区分に応じた 年会費 があります。どの入り方をするかで負担が大きく変わります。

| 会員区分 | 年会費 | |----------|--------| | 正会員(建設業者団体) | 36万円(一定条件で免除あり) | | 賛助会員(企業・個人) | 24万円 | | 登録支援機関 | 24万円(契約企業数に応じて6万〜12万円に減免) | | 正会員(建設業者団体)の傘下企業 | JACへの年会費なし |

出典:JAC公式「年会費と受入負担金」

加入している建設業者団体(正会員)の傘下企業として参加できる場合、JACへの年会費自体はかからず、受入負担金(人数分)だけ で済みます。自社がどの区分に当たるかは、所属団体に確認するのが確実です。

2号移行で受入負担金はどうなる?

ここが経営者にとって一番大事なポイントです。受入負担金は 「1号特定技能外国人」が対象 です。資格取得等奨励金の支給条件でも「所属するすべての1号特定技能外国人の受入負担金を支払っていること」とされており、負担金は1号にひもづいています。

2号化は『月12,500円が消える』コスト施策でもある

1号1人あたり月12,500円(年15万円)は、在留が続く限り毎年かかり続けます。2号に移行できればその人材分の受入負担金はかからなくなり、登録支援機関の支援費(後述)も不要になります。「合格させて終わり」ではなく、長く働く人を2号に上げるほど固定費が軽くなる——これが2号化のコスト面の効果です。

つまり受入負担金は、1号で受け入れている間ずっと発生する固定費です。在留が長期化する人材ほど、2号へ移行してこの固定費を外す 判断が効いてきます。2号移行で会社のランニングコストがどう変わるかは、特定技能1号と2号 ランニングコストの違いで詳しく比較しています。

受入企業のコスト全体像のなかでの位置づけ

受入負担金・年会費は「JACに払う固定費」ですが、特定技能の受入れにはこのほかにCCUS登録費・在留手続き・試験対策費などもかかります。初期費用・年間費用・回収期間を含めた全体像は、【コスト試算 完全版】特定技能2号 建設に整理しています。また、合格後に支給される資格取得等奨励金(2026年6月改定)とあわせて見ると、「払うお金」と「戻るお金」の両面が把握できます。

UKARUは、特定技能2号の試験対策に加えて、合格後も母国語で学び続けられる学習アプリです。社員一人ひとりの進捗を経営者が管理画面で把握でき、1号として受け入れた人材を計画的に2号へ引き上げる土台になります。10言語に対応し、現場の負担を増やさずに導入できます。

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よくある質問

Q. 受入負担金はいくらですか? 1号特定技能外国人1名につき月12,500円(年15万円)です。受入ルートにかかわらず一律です。

Q. 受入負担金を外国人本人に払わせてもいいですか? いいえ。受入負担金は外国人本人に負担させてはならず、会社が負担します。給与天引きなどの転嫁は禁止されています。

Q. 月の途中で入社・退職した場合は日割りになりますか? なりません。受入負担金は日割計算をせず、その月は1か月分として計算します。

Q. 年会費はかならずかかりますか? 会員区分によります。建設業者団体(正会員)の傘下企業として参加する場合、JACへの年会費はかからず、受入負担金(人数分)だけで済みます。賛助会員や登録支援機関として入る場合は年会費がかかります。

Q. 2号になっても受入負担金はかかりますか? 受入負担金は1号特定技能外国人が対象です。2号に移行すると、その人材分の受入負担金はかからなくなります。


この記事はJACの公表資料にもとづき、UKARUが整理・解説したものです(2026年6月時点)。会費・受入負担金の最新の金額・条件は必ずJAC公式サイトでご確認ください。

大山 隆弥志UKARU代表 / 建設業界20年

建設業界で20年の現場経験を持ち、数多くの外国人技能実習生の指導にあたってきた。現在はUKARU代表として、建設分野の特定技能試験対策をDXし、外国人が日本で長く活躍できる環境づくりに注力している。

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